TIMEもビットコイン保有へ
米老舗ニュースマガジンの「TIME」が今後受け取ったビットコイン(BTC)を売らずに保有する意向がわかった。
TIMEは大手暗号資産(仮想通貨)投資企業グレースケールと提携し、ビットコイン・仮想通貨に関する説明動画のシリーズを共同で制作しこの夏に公開する企画を立てている。グレースケールのCEOは、制作における報酬としてTIME側はBTCで受け取ることに同意し、そのBTCを財務資産として保有することに決めていることをSNSで伝えた。TIMEのGrossman社長もこの投稿をリツイートしている。
Thrilled @Grayscale is partnering w/ @TIME on a new video series coming this summer explaining the #crypto space.
— Michael Sonnenshein (@Sonnenshein) April 12, 2021
Equally as important, @KeithGrossman & @TIME has agreed to be paid in #Bitcoin – and will hold the $BTC on their balance sheet. A first for our media partnerships!
TIMEは3月に、ビットコイン・その他仮想通貨に詳しい最高財務責任者を募集し始め、当初はMicroStrategy社やテスラ社などのようにBTCを財務資産に組み入れる計画ではないかと推測されていた。今回グレースケールとの提携およびBTCの保有計画がその動きに関連する可能性が高い。
今年のビットコイン強気相場やNFTブームなどの関連トレンドを受け、TIMEは3/29号の雑誌でそれらに関するコラム記事を掲載。また、3つのTIME誌カバーによるNFTトークンのオークションをNFTマーケットプレイスSuperRareを通して行っていた経緯がある。
また、グレースケールが以前、ビットコイン投資信託を推進するために、ゴールドよりもビットコインのほうが優れる内容を表現する「Drop Gold」という映像をSNSおよびテレビで放送していた背景から、TIMEとの提携で仮想通貨への一般認識をより広めていく意欲が見られる。