NFT売上の9割を慈善団体へ
サッカー界のレジェンド選手であるペレ(Edson Arantes do Nascimento)氏の非代替性トークン(NFT)が発売されることが分かった。
– 1,282 goals
— Ethernity Chain (@EthernityChain) April 16, 2021
– 1,363 games
– The highest valued soccer trading card.
The first authentic #aNFT ⚽️
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イーサリアム(ETH)のネットワーク上に構築されたNFTプラットフォーム「Ethernity Chain(以下、Ethernity)」にて、5月2日より発売される予定だ。5月のNFTコレクションの発売後も、年内にさらに新たなペレ氏のNFTコレクションがリリースされる見込みである。
ペレ氏のNFT売上額の90%は、氏が2018年に創設した慈善団体「ペレ財団(Pelé Foundation)」に寄付される予定だ。ペレ財団は、世界中の貧しい子供たちを支援したり、教育面でサポートすることに重きを置いている。
Ethernityによると、ペレ氏をモチーフとしたトレーディングカードのデジタル版リリースは今回が初。ペレ氏の収集カードは、物理的な紙媒体ではすでに存在しており、保存状態の良い1958年のカードは、288,000ドル(約3,100万円)という高額で取引された事例もあったという。
ペレ氏は、ブラジル代表のエースとして、1958年、1962年、1970年と3度のワールドカップで優勝。「史上最高のサッカー選手」の一人として称賛されることも多く、2000年にFIFA(国際サッカー連盟)のプレーヤー・オブ・ザセンチュリーアワード(20世紀で最も優れたサッカー選手を選ぶ賞)をマラドーナ氏と共同で受賞している。
Ethernityが以前に発表したNFTプロジェクトとしては、元プロボクサーのモハメド・アリ氏や人気のグラフィックアーティストBossLogic氏、著名スケートボード選手Tony Hawk氏に関わるものがある。
関連:モハメド・アリ氏「世紀の一戦」のNFT販売へ──Ethernity Chain
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— Ethernity Chain (@EthernityChain) March 18, 2021
Tony Hawk氏のNFTのように、スポーツ選手のNFTは見どころのある瞬間の動きを捉えたものも多い。
サッカー界のNFT参入増加
プロスポーツの世界でも、NFT市場への参加事例は増えている。NFTプラットフォームSorareは最近、強豪サッカーチーム「レアル・マドリード」と提携を発表した。その他Sorareでは日本も含め、世界で100以上のサッカーチームの選手をNFT化。FCバルセロナの現役スーパースター、ジェラール・ピケ選手は、このSorareプラットフォームの戦略アドバイザーに決定している。
関連:仏Sorare、サッカー名門クラブ「レアル・マドリード」選手のNFT販売へ
その他スポーツ業界の最近の動きとしては、アメリカンフットボールの著名選手Tom Brady氏が、起業家Dillon Rosenblatt氏と共に、NFTプラットフォームを立ち上げることを発表した。
この「Autograph」と呼ばれるプラットフォームは、スポーツ、エンターテインメント、ファッション、ポップカルチャーなど様々な分野で、独自のデジタルグッズを開発する見込みだという。