コインベース、メディア部門設立か
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースに自社メディア部門を設立する計画が浮上した。メディアAxiosが関係者の話として報じた。
報道によると、コインベースは現在メディアの編集者を募集している。マーケティングチームに報告する部門となる。一方、コインベース側は正式に発表していないが、計画は早期段階にあるようだ。
また、メディアプラットフォームについて、制作されたコンテンツはコインベースを利用するユーザー向けに配信されるという。
確実な情報ではないものの、コインベースが構想する収入源を分散化する計画の一環にあると考えられる。同社CEOは1Q(第1四半期)決算説明会にて、短中期的にも新規プロダクトやサービスを開発し、収入源を分散化する方針を明かした経緯がある。
昨日には、2026年に満期を迎える私募債を発行し、1,400億円(12.5億ドル)の資金調達する意向を明かしたことが報じられたことから、新規事業への拡大が水面下で進められている可能性が高いと見られる。
DeFiアクセス容易なウォレットも
さらにコインベースは18日に、DeFiアプリへより簡単にアクセスが可能となったCoinbase Walletのエクステンションを発表した。
発表によると、従来のCoinbase WalletでもUniswapやCompoundなどの人気DeFiアプリにアクセスできたが、デスクトップからアクセスするとモバイル版ウォレットを通してQRコードをスキャンするなど煩雑なプロセスがあったため、新バージョンはそれらを取り除いたものとなるという。
新バージョンのウォレットはMetamaskのようにデスクトップで接続するだけでDeFiプラットフォームを利用可能。UniswapやCompoundだけでなく、SushiSwapやOpenSeaなどさまざまなDeFiやNFTプラットフォームにも対応する。