中国大手銀行などが出資へ
中国大手の招商銀行傘下である招商国際金融(CMB International)は、ブロックチェーン企業Nervos(ネルボス)と提携し、54億円(5,000万ドル)規模のブロックチェーンベンチャーファンド「InNervation」を立ち上げたことを発表した。
InNervationの投資先は、dApps、DeFiプロトコル、NFTマーケットプレイス、ブロックチェーンプラットフォームなどのグローバルプロジェクトが中心となる。主にNervosのネットワークで構築されたものやNervosを統合する予定のあるものに特化するという。
今後3年間、平均2,000万円〜2億円で出資を行い、Nervos関連のツールやフレームワークなどへのアクセスも提供するとしている。
招商国際金融は富裕層資産マネージメントを運営する企業であり、2019年6月のデータでは運用資産総額37兆円に達する。Nervosは中国発のレイヤー1ネットワークで、ネイティブトークン「CKB」を利用。DeFiやNFTなどの新興分野で活用されている。
招商国際金融はブロックチェーンテクノロジーの早期採用者として、過去にCKBに投資した経緯があり、Nervos以外にも、DeFiプラットフォームdForce Networkや仮想通貨ウォレットBitpieもポートフォリオにあるという。