CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所FTX、230億円で著名eスポーツチーム「TSM」の命名権獲得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「TSM」が「TSM FTX」に

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは米プロeスポーツ組織「TSM」の命名権を約230億円(2.1億ドル)で獲得し、「TSM FTX」に改名したことがわかった。

NYタイムズの取材によると、このパートナーシップは10年間にわたる契約であり、FTXは一年あたり2,100万ドルを支払うことになる。規模としてeスポーツにおける最も高価な命名権獲得の事例になったという。

FTXのサム・バンクマン・フリードCEOはNYタイムズの取材で、「eスポーツは新たなスポーツ分野としてデジタル時代で再認識されたように、仮想通貨は金融と投資分野で同じような変革を起こしている」、とFTXの理念を語った。フリードCEO自身もeスポーツ愛好家であり、ハースストーン(Hearthstone)などの人気ゲームをよくプレイすることを過去にSNSで明かしたことがある。

命名権獲得に伴い、TSMチームの公式サイトやツイッターのロゴ、チームユニフォームなどにも「FTX」のロゴと文字が加えられており、eスポーツでの露出度が増えることになる。

TSM(Team SoloMid)は2020年にフォーブス誌が報じた最も「時価総額の高いeスポーツチーム(運営企業)」で約440億円(4億ドル)に及ぶ。主にLCSやHearthstone、Fortnite、大乱闘スマッシュブラザーズなどのゲームで競っている。

また、FTXによる命名権獲得の事例は今回が初めてではない。今年の3月に、米プロバスケットボールリーグ「NBA」のチーム「マイアミ・ヒート」がホームにするアリーナの命名権(19年間)を約150億円(1.35億ドル)で取得した経緯がある。

仮想通貨取引所のeスポーツ参入

米大手仮想通貨取引所コインベースが4月、欧州拠点のプロeスポーツリーグ「BLAST Premier」のスポンサーを務めることが分かった。

昨シーズンに世界の100超の地域で放送されたというBLAST Premierで、ゲーム内のスポンサー欄などに「コインベース」のロゴが表示される。スポンサー活動を通して、eスポーツやゲームに関心のある人に、仮想通貨をもっと身近に感じてもらうようにすることが狙いだ。

BLAST Premierの昨シーズンの放送時間は8,300万時間に上る。コインベースは今回のスポンサー活動を利用して、世界の視聴者にリーチすることを目指すという。

関連:仮想通貨の認知拡大へ──米コインベース、eスポーツリーグのスポンサーに

さらに、大手DEX(分散型取引所)Uniswapは2日、欧州の名門eSportsチーム「Team Secret」と提携し、公式スポンサーになったことがわかった。

発表によると、Uniswapは「グラントプログラム(助成金)」から約1,200万円(112,500ドル)をスポンサー費用として拠出。一方、Team SecretはUniswapコミュニティに向けた独占コンテンツとeスポーツのアクティビティを制作すると説明した。

関連:Uniswap、欧州の名門eスポーツチーム「Team Secret」のスポンサーに

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア