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カナダ初のビットコインとイーサリアムのETF、運用資産規模は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カナダ初の仮想通貨ETF、現在の資金状況は

今年2月に、カナダで初めて承認され、トロント証券取引所(TSX)に上場したビットコインETF「Purpose Bitcoin ETF(BTCC)」、およびその後承認された同国初のイーサリアムETF(ETHH)に関して、その最新の資金運用状況がわかった。

資産管理企業Purpose Investmentsが販売するBTCCは今年2月に、ETHHは今年4月に当局に承認された金融商品。開示されたPurpose Investmentsの最新データ(6月14日)で、各ETFの現物仮想通貨における運用規模が明らかとなった。

  • ビットコイン:19745.7848 BTC 約880億円
  • イーサリアム:55988.7635 ETH 約160億円

現在、BTCCだけでなく、CI GlobalやEvolve Fundsなどの資産管理会社もビットコインETFを運用。また、ETHHを含めて、カナダで取引されているイーサリアムETHは少なくとも3つある。一方、運用資産規模では、Purpose Investmentsのほうが他の企業よりも大きく、カナダの代表的な仮想通貨ETFになっていると言える。

例に、CI Galaxy Bitcoin ETFのほうは約3,300 BTC(150億円) で、Evolve Fundsでは、70億円のAUM(運用規模)に留まる。

トロント証券取引所の市場規模は米国のNYSEやナスダック、Cboeよりは小さく、グレースケールのビットコインやイーサリアムの投資信託の規模には劣っているものの、米国よりもいち早く仮想通貨ETFが承認されたことから、未だビットコインETFが実現せぬ米国の鑑になると言われている。

また、米国では10以上の仮想通貨関連ETFが申請されているが、ビットコイン・イーサリアムのETFは未だ審査プロセスにかけられており、先日には審査の判断が再びSECに延期されたばかりだ。

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