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金融庁も警告したバイナンス、CEOが語る規制の対応策

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CZ氏が公開書簡を発表

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのChangpeng Zhao最高経営責任者(通称、CZ)は7日、同社に対する規制当局の目が厳しくなっていることを受け、公開書簡を発表した。

最近では日本を含め、シンガポールやケイマン諸島など、バイナンスの事業に対して警告を行う規制当局が世界で増えている。CZ氏は、規制や仮想通貨業界の今後について、バイナンスの考えや取り組みを説明した。

金融庁、大手仮想通貨取引所バイナンスに2度目の警告

まずは仮想通貨業界に明確なガイドラインができるまでは、ユーザーの利益を守ることを優先して事業を行なってきたと説明。トレードのルールを整備したり、ハッキング等の問題が起きた時に備え「SAFU」を蓄積していることや、ユーザー教育のために「バイナンスアカデミー」やチュートリアルを用意しているなどの取り組みを例に挙げた。

SAFUとは

「Secured Asset emergency fund」の略。ハッキングで仮想通貨が盗難された場合など、緊急事態にユーザーの資産を補填するために、バイナンスが蓄積しているファンドのこと。

▶️仮想通貨用語集

また、米国や英国などの規制当局とも協力し、マネーロンダリングやテロ資金供与、詐欺を防ぐようにも努めていると主張。2021年は現在までに、5,600の調査要請に協力したと明かしている。この数は2020年と比較し2倍に増加しているという。

バイナンスは急速に成長したため、常に正しい行為だけを行なってきたわけではないが、日々学習し、改善を重ねながら、事業を継続してきたと説明した。

規制について

その上でCZ氏は、より多くの規制が整備されることはポジティブな傾向で、業界が成熟していることを示していると指摘。バイナンスは今でも仮想通貨が世界に普及するように取り組んでいるとし、それにはそれぞれの国や地域に明確は規制の枠組みが必要であるとした。

長期的に法律などの規制の枠組みが整備されていくことによって、日常生活で仮想通貨が利用されるような強固な基盤が形成されると信じていると述べている。

仮想通貨の普及と発展は、自動車と似ていると指摘し、自動車の発明時は信号やシートベルトがなく、規制する法律もなかったと説明。自動車が道路を走行している間にルールが整備されていったとし、仮想通貨の発展も同様だと主張した。

そして、業界が継続的に成長していくためには、規制の基準を明確に整備していくことが不可欠だとし、バイナンスはそのために貢献していきたいと説明している。

今後について

CZ氏は「コンプライアンスは旅である」であるという以前の説明を繰り返し、仮想通貨業界には以前として不確実な要素が多いと述べている。これから仮想通貨が発展していくにつれて、規制も複雑化し、責任も重くなるだろうと指摘した。

そして、これからも規制機関と協力し、バイナンスも積極的に人材を雇用したり、新たなシステムを導入したりして、ユーザー保護に務めていくとし説明。バイナンスが現在取り組んでおり、今後も継続していくこととして、以下の3点を挙げている。

  • 国際的なコンプライアンスチームの強化
  • コンプライアンス遵守のためのパートナーシップの拡充
  • 地域ごとの規制の準拠

関連:バイナンス、FATFの元幹部2名を「規制アドバイザー」に

CZ氏は「私やバイナンスの他のメンバーは、業界が持続可能な方法で成長できる建設的なガイダンスに従う準備はできている。我々の成長をサポートする建設的なガイドラインは歓迎したい」と述べた。

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