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米大手投資会社Capital Group、マイクロストラテジー株大量保有へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

12%のマイクロストラテジー株を取得

米大手投資企業Capital Groupが、暗号資産(仮想通貨)ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーの株式を12%以上取得したことがわかった。米証券取引委員会に提出された大量保有報告書で判明した。

株式を購入したのは、Capital Groupのロサンゼルス支部Capital International Investorsで、同社の運用資産額は240兆円相当に及ぶとされる。今回購入したのは、マイクロストラテジーの株式の内12.2%にあたる95.3万株(約620億円)。米SEC(証券取引委員会)への財務書類(6月30日付)によると、購入した時期は今年6月だった。

今回の株取得により、Capital Groupはマイクロストラテジーの2番目の株主に躍り出た。筆頭株主は5月時点で、米最大手ヘッジファンドBlack Rockであり、約16%所有している。

マイクロストラテジー社は、最も多くのビットコイン(BTC)を保有する米上場企業。その傘下の事業体「MacroStrategy LLC」は105,085 BTCを管理している。マイクロストラテジー社が最初にビットコインを購入したのは昨年8月で、直近では6月21日に、13,005 BTCを追加購入した経緯がある。

同社は、これまで複数回社債を発行し調達した資金をビットコインの追加購入に充てていた。6月14日には、最大10億ドル相当(約1,100億円)の株式を発行し、これから1回もしくは複数回に分けて販売するという『一括登録制度による発行・販売(shelf offering)』の申請を行った。必ずしもビットコインの購入に充てるわけではないが、ビットコイン購入も資金利用の目的に含まれている。

投資企業がビットコインへ直接投資せず、マイクロストラテジーの株式を保有することによって、間接的にビットコインなど仮想通貨市場へのエクスポージャーを増やしており、機関投資家の温度感が変化しつつあるとみられる。

一括登録制度とは

一括登録制度(shelf offering)は、1983年に米SECが導入した有価証券の売出し制度。株式発行者(企業など)は、発行したすべての株式を一度に売却する必要がなく、3年間で販売し続けることができる。

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