はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

テスラ社Q2決算発表、4月以降のビットコイン売却は確認されず

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テスラ社のQ2決算

米電気自動車(EV)メーカーのテスラが、ビットコインをQ2(4-6月)で売却していないことが、決算資料でも明らかになった。

テスラ社は2月8日に15億ドルをビットコインに投じており、Q1にその10%を既に売却していたが、今回の決算資料では、新たなデジタル資産の購入や売却は報告されなかった。

テスラが保有するビットコインの評価額は、約13億ドル(1434.7億円)余りで、2300万ドルの減損を計上した。

米国では、仮想通貨を含むデジタル資産が、「耐用年数を確定できない無形資産」と捉えられることから、実質的な取得原価を一時的にでも下回った場合に、評価損の減損処理が強いられる可能性があり、ビットコイン価格が6月末にかけて下落したことも影響したものと見られる。

テスラ保有分に影響されたBTC市場

テスラ社の保有分の行方がマーケットを左右する要因となっていただけに、四半期決算情報で保有分が明らかになったことは重要なニュースといえる。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の発言としては今年5月、「テスラ車の購入でビットコインを使った支払いの受け付けを停止した」とのツイートのほか、その後も「同通貨の売却を検討している可能性や、すでに売却した可能性を示唆する」内容が投稿された。

一方、これ等の情報でBTC市場が大きく下落したことに非難の声が集まったことを受け、「テスラはビットコインを売却していない」と5月17日に投稿。同19日には、「テスラは『ダイヤモンド・ハンズ』を持っている」と保有分を売却しない旨のメッセージを発信。

7月下旬に実現したジャック・ドーシー氏との対談(イベント:The ₿ Word)では、「ビットコイン価格を上げてから売却することは考えていない。ビットコインには成功して欲しい」とコメントするなど、仮想通貨のポテンシャルの高さを改めて評価した。

マイニングなどにおける環境面の懸念や、直近では取引量の少なさや取引コストの高さをリスクに挙げつつも、マスク氏自身でも「ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ドージコイン(DOGE)」といった仮想通貨を保有しているとしたほか、SpaceX社でのビットコイン保有についても明らかにしている。

関連:イーロン・マスク、自身のイーサリアム保有とSpaceXのビットコイン保有明かす

ビットコインを保有する企業では、マイクロストラテジー社が今週29日(日本時間30日)、ジャック・ドーシー氏が率いるスクエアも来月決算を公表する予定だ。

関連:イーロン・マスクの仮想通貨関連ツイートまとめ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/16 火曜日
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
09:35
メタマスクがビットコイン対応を追加、法定通貨での購入や送金が可能に
イーサリアム最大級のウォレット、メタマスクがビットコインのネイティブサポートを発表した。法定通貨での購入、ネットワーク送金、他の仮想通貨との交換機能が利用できるようになった。
08:30
ビットワイズ、ハイパーリキッドETFの修正届出書を提出 
ビットワイズが16日、ハイパーリキッドETFの修正登録届出書を提出し、ティッカーシンボルと運用手数料を設定した。ブルームバーグのアナリストは、通常こうした動きは上場が近いことを示すと指摘。
08:05
ビットコイン一時80万円下落、米規制先送りと雇用統計前で市場に警戒感広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で一時約80万円下落した。米上院で市場構造法案の審議が2026年へ先送りされることが決定されたことに加え、米雇用統計が16日に発表されることを受け、投資家の警戒感が高まったことが主な下落要因である。
07:50
トランプ大統領のFRB議長候補、仮想通貨支持派ハセット氏に反対の声=CNBC
CNBCによると、FRB議長候補として有力視されていたケビン・ハセット氏に対し、トランプ大統領に近い高官らから反対の声が出ている。トランプ氏は13日、ケビン・ウォーシュ元FRB理事が候補リストのトップに浮上したと述べた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧