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「イーサリアムは地球規模のコンピュータになる」DeFiスタートアップYeFi・CEO

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

最大のゲームチェンジャー

今年3月に始動した分散型金融(DeFi)ステーキング・プラットフォーム「YeFi」のPekka Kelkka最高経営責任者は、「イーサリアムは地球規模のコンピュータになる」と発言した。

技術系メディアHackerNoonのインタビューで、先月初めに実行されたイーサリアム(ETH)の大型アップグレード「ロンドン」の意義を尋ねられたKelkka氏は、イーサリアムは「AWSとAzure、Googleを合わせたもの」より大きくなり、世界のビジネスに大変革をもたらすことになるだろうと回答した。

まず、アップグレードの最大の特徴は、EIP-1559によるイーサリアムの「経済モデル」の変更であり、ETHが長期的にデフレとなるとKelkka氏は指摘。イーサリアム上での取引量が増大するにつれ、「バーン」されるETHが発行数より多くなり、需要が供給を上回ることになると説明した。その結果、ETH価格がどうなるかは推して知るべしだろう。

バーンとは

仮想通貨のバーンは、株式の「自社株買い」に近い供給量を減らす仕組み。自社株買いをする企業は、発行している株式を自分たちのお金で買い戻す。買い戻されると市場に流通する株数が減少することで一株あたりの価値が向上し、株主に対してプラスの影響を与える。

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しかし、このような「金を生み出す機械」としてのイーサリアムは「あくまでも副産物に過ぎない」とKelkka氏は主張する。ETH2.0が実現すると、「シャーディング」によって顕著な変化がもたらされ、処理速度の向上と取引手数料の低下など、ネットワークがより効率的に運営されるようになると指摘。ネットワークのエネルギー消費量も大幅に削減されることになるだろうと付け加えた。

DeFiと規制当局

ブロックチェーンと仮想通貨は世界の金融・通貨システムに最大の変化をもたらすものであり、DeFiがその動きをリードしていくとKelkka氏は主張する。

すでに顧客にDeFiサービスを提供している商業銀行として、スイスの大手Sygnumの例を示し、ビジネス継続のためには他の銀行も追随する必要があるとした。また、政府や中央銀行も、安価で効率的なDeFiの恩恵を受けることになると考えているようだ。

同時にKelkka氏は、仮想通貨コミュニティが規制当局と協力することの重要性を訴えている。そのためには、規制機関や議員の理解を深める努力を継続することが必要だが、共通の基盤を見出すことは可能だと前向きに考えているという。

米インフラ法案の影響は?

Kelkka氏は、現在の仮想通貨市場は「強気の第2波」に入っており、間もなく史上最高値を更新するだろうと予想している。

一方、今月下旬に下院で採択される予定の米国のインフラ法案は、仮想通貨規制の枠組みに大きな影響を及ぼすため、このような強気市場に水を差すと懸念されているが、同氏は米国の今後について楽観的な見方を示した。

2000年初頭以降インターネットが成し遂げたように、ブロックチェーンと仮想通貨が世界の技術開発をリードすることになると、米国の議員たちは最終的に理解すると確信している。最大の問題は、米国の銀行や金融機関から資金提供を受けている米国の政治家たちだ。彼らは反撃するだろうが、諦めることになるだろう。常識は勝つ。アメリカでも同様だ。

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