はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

エルサルバドルのビットコイン導入、協力企業が判明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bitso、Flexaなどがビットコイン導入を支援

暗号資産(仮想通貨)取引所Bitsoとデジタル決済企業Flexaは、エルサルバドルがビットコイン(BTC)を法定通貨として運用するにあたって協力していることを発表した。

エルサルバドルは、7日からビットコイン法を施行。公式の専用ウォレット「Chivo」が立ち上げられ、すでにスターバックスやマクドナルドなど含め様々な店舗でビットコイン決済が可能となっている。

関連エルサルバドル、スタバなどでビットコイン利用可能に

エルサルバドルのビットコイン法とは

米ドルと並行する形で、ビットコインを法定通貨として認め、市民がビットコインを全ての決済シーンで利用できることを定めている。エルサルバドルのブケレ大統領が推進した法案で、2021年6月9日に議会によって可決された。ビットコインが国の法定通貨として正式に認められる初の事例となった。

▶️仮想通貨用語集

Bitsoが主要サービスプロバイダー

ラテンアメリカの仮想通貨取引所Bitsoは、「Chivo」ウォレットにおける中心的なサービスプロバイダーになる。米国のシルバーゲート銀行と協力して、米ドル取引も支援するという。

Chivoを使って、ユーザーは世界中どこでもビットコインやドルを送金できる。ビットコインの取引を自動的にドルに変換したり、資産を保管しておいて、エルサルバドル国内に200台設置されたビットコインATMから、現金として引き出すことも可能だ。

Bitsoのエンタープライズ部門責任者であるSantiago Alvarado氏は「エルサルバドルの決済構造を変革し、金融包摂を促進する取り組みに協力できることを楽しみにしている」とコメントした。

一方、Chivoウォレットはアプリをダウンロードした国民に1人あたり30ドル相当のビットコインを配布する計画実行の影響で初日でアクセス集中となり、一時停止(現在は使用可能)していた。

関連大規模ロスカット発生 ビットコイン一時1万ドル幅の暴落

Flexaがライトニングネットワーク決済を提供

また、デジタル決済企業Flexaは、エルサルバドルで一部のパートナーや加盟店にライトニングネットワークによる決済の提供を開始した。今後数週間で、すべてのFlexa加盟店にサービスが拡大するという。

ライトニングネットワークとは

ビットコインのトランザクション処理能力を解消するため、レイヤー2を利用したオフチェーン技術のこと。混雑しがちなブロックチェーンの外で取引を行うことができ、取引の高速化や手数料削減につながる。取引の高速化や手数料削減が実現すれば、少額決済が行えるようになるため、それによって新しい商品やサービスが生み出されることも期待されている。

▶️仮想通貨用語集

Flexaは、エルサルバドル以外でも、希望する加盟店にライトニングネットワークによる決済を提供。公式発表によると、加盟店は、「Pay with Flexa」というプラットフォーム上で、法的準拠した安全な方法でビットコインを受け取ることができる仕組みだ。

2社の他にも、様々な企業がエルサルバドルのビットコイン決済システムに関わっている。Athena Bitcoinは、フロントエンドサービスの一部とChivoのATM関連業務を担当。また、Algorandが公式のブロックチェーンプロバイダーとなるという。

11月にビットコイン会議も予定

2021年11月16日から18日には、エルサルバドルでビットコインのカンファレンス「Adopting Bitcoin – A Lightning Summit in El Salvador(ビットコイン採用-エルサルバドル・ライトニングサミット)」も開催される運びだ。

このイベントは、エルサルバドルでビットコインの利用を促進・強化することを目的としている。イベント収益の100%が、ライトニングネットワークの開発に寄付される予定だ。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/28 水曜日
21:35
4710BTC購入 米ゲームストップ、ビットコイン財務戦略を実行
米ゲーム小売大手ゲームストップが4710BTCの仮想通貨ビットコインの購入を完了。4月の15億ドル転換社債調達資金を活用し企業財務戦略をビットコインへ転換。
14:30
利確売り圧でビットコイン調整リスク高まる=著名アナリストWilly Woo
著名アナリストWilly Woo氏がビットコイン市場の過熱感を警告した。投機とSOPR指標から利益確定圧力の高まりを分析し、弱気相場転換の可能性を指摘した。
13:50
IMF、エルサルバドルにビットコイン保有量維持を要請 追加融資も決定
国際通貨基金(IMF)がエルサルバドルとの融資審査で合意。政府が仮想通貨ビットコイン保有量を増やさないことを条件に約1億2000万ドルの追加融資を承認。
13:10
ソニー銀行、web3関連事業子会社の設立決定 秋事業開始予定
ソニー銀行がweb3関連事業を営む100%出資子会社の設立を決議。NFTや仮想通貨サービスを展開し、2025年6月設立・同年秋事業開始予定。
12:30
IPO発表、ステーブルコイン大手Circle
7200億円の評価額で ステーブルコイン大手Circle Internet Group(サークル)は5月28日、2,400万株の新規株式公開(IPO)を開始すると発表した。同社…
12:00
ビットコイン価格より割高? メタプラネット株に5倍のプレミアムがつく理由を専門家が解説
メタプラネット社の株式は現物ビットコインの5倍の価格というプレミアムで取引されている。識者がビットコイン財務戦略企業の株価高騰の背景と適正価格を分析した。
11:25
イーサリアムの処理能力強化案、賛否両論に
仮想通貨イーサリアムでガス上限を現在の倍程度に引き上げる提案の投票が行われている。この提案についてはコミュニティから賛否両論が上がっているところだ。
11:15
SBIのパートナー企業「R3」、ソラナ財団と戦略的提携
SBIグループのパートナー企業R3は、仮想通貨ソラナのソラナ財団と提携。パブリックネットワークとプライベートネットワークを結び、RWAトークン化技術を活用して、次世代の資本市場を構築する。
07:40
「BTCの資産証明発行は悪いアイデア」ストラテジー社のセイラー
仮想通貨ビットコインを大量保有するストラテジーのマイケル・セイラー会長は、同社のオンチェーン資産証明を公開することは悪いアイデアであると語った。その理由を説明している。
07:15
アルファ創出型ビットコイン戦略で差別化図る 米Strive、最大2200億円調達でBTC取得へ
米資産運用会社Striveが最大15億ドル調達を発表。Mt.Gox債権取得やバイオテック企業買収によるアルファ創出型ビットコイン戦略で従来企業との差別化図る。
06:55
ソラナ価格予測、4年後に500ドル到達も短期的にはETHに劣勢見込み=大手銀アナリスト
スタンダードチャータード銀行が仮想通貨ソラナの投資分析を開始。ミームコイン取引依存を懸念し短期的にはETHに及ばずと予測するも、2029年に500ドル到達を見込む。
06:15
メタマスク、SOL統合でソラナ基盤dApps対応開始
仮想通貨ウォレットメタマスクが5月27日、ブラウザ拡張機能でSolanaネットワークを統合。イーサリアムとSolanaを単一インターフェースで管理可能に。モバイル版も数週間内リリース予定。
05:58
株価一夜で5倍暴騰、米シャープリンク 600億円規模のイーサリアム財務戦略を始動
米ゲーミング関連企業SharpLink Gamingが5月27日、Consensys主導で600億の資金調達を実施。仮想通貨イーサリアムを主要財政準備資産として採用し、株価は400%以上急騰。
05:40
3600億円調達でビットコイン財務戦略を実行、トランプ・メディア
トランプ・メディアが機関投資家約50社と25億ドルの資金調達で合意。株式15億ドルと転換社債10億ドルでビットコイン財務戦略を実行し上場企業最大級の仮想通貨投資に。
05:25
米キャンター、ビットコイン融資事業で初回取引完了
ウォール街投資銀行キャンター・フィッツジェラルドが新設ビットコイン融資事業で初回取引を完了。機関投資家向けに最大20億ドルの融資提供を計画。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧