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イーサリアムのL2技術「Optimistic Ethereum」、ワンクリックで稼働可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムのL2技術をアップグレード

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のレイヤー2ソリューションを開発する「Optimism」は、「Optimistic Ethereum」のアップグレードを発表した。

Optimistic Ethereumを利用する際、スマートコントラクトのデプロイ(展開)をワンクリックで行えるようにしたという。開発のコストや作業負担、リスクを軽減することが目的で、この機能は10月にローンチする予定だと説明。これは開発の開始以降、最も重要なアップグレードだとした。

Optimistic Ethereumは、イーサリアムのスケーリングソリューションの1つ。スケーリング技術「Optimistic Rollup」を利用してセカンドレイヤーソリューションを開発するOptimismが、7月に正式にメインネットローンチした。手数料のガス代を下げ、処理スピードを向上させるために、DeFi(分散型金融)プロジェクトによる利用も始まっている。

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今回の発表では、イーサリアムのインフラを構築する作業は時間がかかるものだと説明。コストもかかり、コードを1行を書くごとに脆弱性が潜む可能性が高まると述べている。そのため、Optimismは、「最も少ないコードでイーサリアムの処理能力を向上させることはできないか」とずっと問い続けてきたという。

これまでの開発の経験を活用し、今回2万5,000行のコードなどを削除して軽量化に成功。イーサリアムのブロックチェーン上で稼働させることができるツールは全て、Optimistic Ethereumで同様に稼働させることができると説明している。現在は、イーサリアムのクライアント「Go Ethereum(Geth)」をターゲットにしてコードを書いてきた人は、コードを変更せずにOptimistic Ethereumをワンクリックで利用できるとした。

クライアントとは

イーサリアムのクライアントとは、イーサリアムの仕様を実装し、P2Pネットワークを介して通信できるようにするためのソフトウェアのこと。

▶️仮想通貨用語集

レイヤー2技術のシェア

Optimismは今回の発表で、イーサリアムにおけるレイヤー2技術のシェアを拡大する狙いがあるとの見方が上がっている。

以下は、データプロバイダ「Dune Analytics」が提供している表。イーサリアムのネットワークとつなぐブリッジ技術を対象にして、運用のためにロックされた仮想通貨の総価値「TVL(Total Value Locked)」を比較すると、Optimismは本記事執筆時点で7位だ。

同じく「Optimistic Rollup」の技術を活用するレイヤー2ソリューション「Arbitrum(アービトラム)」が1位で、2位のPolygon(MATIC)と合わせると、この2つで6割超のシェアを誇っている。

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