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米コインベース、仮想通貨規制について政策提言を行う意向=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SECによる「Lend」立ち上げ阻止が背景

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのEmily Choi COO(最高執行責任者)は、同社が仮想通貨規制について国会議員に提案を行う意向があると認めた。Blockworksが報道した。

この発言はニューヨークで開催された大型仮想通貨業界イベント「Mainnet 2021」で行われたもの。Choi氏はこの件の発端となった、「貸付金利商品(CoinbaseLendプログラム)」の立ち上げについて、コインベースが諦めていないかどうかは明かしていない。

背景には、コインベースが計画していた「Lend」という仮想通貨のレンディング商品(最大年利4%)について、同社が米証券取引委員会(SEC)と話し合いを重ねていたにも関わらず、SECが突然、リリースを抑止しようとしたことがある。

レンディングとは

保有している仮想通貨を一定期間貸し出すことで、利息を得る仕組みのこと。コインチェックやbitbankなどの取引所の運営企業が提供するものや、AaveやCompoundなどのDeFi(分散型金融)プラットフォームで提供されているものなどがある。

▶️仮想通貨用語集

コインベースは8日に、SECから法的措置を取る可能性を事前に通知する「ウェルズ・ノーティス(Wells notice)」を受け取ったことを発表。通知は、コインベースが「Lend」プロジェクトを進める場合は、訴訟を受ける可能性があると示すものだった。

Brian Armstrong CEOによると、SECは「Lend」を有価証券とみなしているが、その理由については明確に説明していないという。そして、21日にコインベースは「Lend」の提供計画を取り下げたことを発表した。

関連:仮想通貨貸付は証券法違反か? 米コインベースがSECから法的措置前の事前通知を受ける

Choi氏はイベントで「規制のあり方に透明性と明確性がない」と話し、また「公平な競争の場」を確保する必要性についても触れた。同氏はコインベースが、今回の件を業界の問題としてコミュニティと共有し、立法者である議員に向けて、規制に関する提案を行う方針だと示した。

Armstrong CEOが問題点を列挙

コインベースのBrian Armstrong CEOは、本件について8日に経緯をツイートしている。問題の所在として「SECは、許可されるべきサービスや商品はどんなもので、なぜそれらが許可されるのか」について、明確に書面で意見を述べることを拒否していることを挙げた。

SECがレンディングが「有価証券」とみなすことの明確な理由を説明していないと指摘する格好だ。Armstrong氏は、SECが法律についてのガイダンスを発表すれば、それに従うと述べた。

また、すでに他社がレンディングサービスを提供している状況で、同じものをコインベースが立ち上げることを妨げれば、不公平な市場を作り出すことになるとも論じている。

さらに、Armstrong氏は次のように続けた。

SECの目的は「投資家を保護し、公正な市場を作ること」だとみなされている。では、今回の件でSECは誰を守っており、どこに市場にとっての弊害があるのだろうか?人々は、様々な企業が提供している同様の製品で利子を得ることに満足しているようだ。

こうした商品を停止することは、間違いなく消費者を保護するよりも、かえって彼らに害を与えることになるだろう。

コインベースは、「Lend」で、まずUSDコイン(USDC)を取り扱う予定だった。一方21日に、SECのゲーリー・ゲンスラー委員長はワシントン・ポストの番組に出演し、米国の規制当局の間でステーブルコインに対する懸念が高まっていると話している。

関連:米SEC委員長「仮想通貨のステーブルコインはカジノチップに類似」 

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