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送金大手マネーグラムがステラ財団と提携 USDCによる即時決済を導入へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マネーグラムがUSDCの即時決済導入

米大手送金企業マネーグラムは6日、ステラ開発財団と提携して、ユーザーが暗号資産(仮想通貨)USDコイン(USDC)による即時決済を行えるようにすると発表した。

マネーグラムのネットワークは、ステラブロックチェーンと統合することにより、米ドルの価値と紐付けられたステーブルコインUSDCの取引を処理。USDCを現地で使われている法定通貨の現金に変えたり、または現金をUSDCへと変換する機能をユーザーに提供するもの。取引は、ほぼ即時で行えるという。

USDCとは

18年9月に初めて発行されたステーブルコイン。米ドル価格と1:1の価値となるように設定されており、コインベースとサークルの共同事業体「Centre」が発行。ステーブルコインの中では、テザー(USDT)に次いで2番目に多い流通量を誇る。

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マネーグラムは、今回の提携で仮想通貨の実用性や流動性が高まり、より多くの消費者がデジタル経済に参加できるようになるだろうとしている。

マネーグラム上の決済がほぼ即時で処理されるのは、今回が初めてのことになるという。即時決済により、資金受け取りの迅速化、効率性の向上、リスクの低減などの恩恵がもたらされる見込みだ。USDC即時決済は、2021年中に一部地域に導入され、2022年にはさらに国際的に展開されていく予定だという。

仮想通貨を積極的に取り入れるマネーグラム

マネーグラムのAlex Holmes CEOは、次のように述べた。

当社は、国際決済のイノベーションと、ブロックチェーンを活用した決済において、先駆者となることを戦略上の最優先事項の1つとしており、ステラ開発財団と協力して、この取り組みを推進できることを嬉しく思う。

仮想通貨などのデジタル通貨が注目を集める中、当社はステーブルコインが国境を越えた決済を効率化する可能性を高く評価している。

マネーグラムは、ブロックチェーン技術を積極的に取り入れている企業であり、5月には、同社が米国に設置している数千台の機器で、ビットコイン(BTC)の購入や売却ができるようになると発表した。ビットコインATMやウォレットを提供する企業Coinmeとの提携で実現したものだ。

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マネーグラムは、仮想通貨XRPを利用する送金サービスを導入するなど、2019年からリップル社とも提携関係にあったが、今年3月にこれを解消。リップル社に対して米証券取引委員会(SEC)が起こした訴訟などを理由に挙げていたが、今後の展開次第で提携を結び直す可能性も残していた。

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当局はステーブルコインの規制強化を示唆

今回、マネーグラムはステーブルコインの可能性を評価したが、一方で米国の規制当局は、米ドルと紐付けられたトークンについて懸念を高めている状況もある。

USDCの発行に関わる企業米サークル社についても、SECから調査を受けていることが最近明らかになった。一部の有識者は、機関投資家を対象とする金利商品の捜査に関わっているのではないかと推測している。

米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長も、9月30日に「仮想通貨を禁止するつもりはない」と明言しつつ、ステーブルコインについては厳しい規制が必要だと改めて強調した。

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