はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「メタバース先進国を目指す」、国内仮想通貨交換業者らが協会設立へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本メタバース協会発足へ

FXコインなど暗号資産(仮想通貨)交換業者やウォレット企業などを中心に、週内にもメタバースの業界団体「一般社団法人日本メタバース協会」を発足することが分かった。

規制が整備されていないメタバースの領域において、金融庁など官公庁を交え、市場創出に取り組むことでメタバース先進国を目指すという。

関連:「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

メタバースの隆盛と課題

一般社団法人日本メタバース協会には、仮想通貨交換業者のFXコイン社やCoinBest社の他、仮想通貨の投資ソリューションを提供するインテリジェンスユニット社、ウォレットを提供するGinco社が参加し、その他のネット金融会社やゲーム会社などにも参加を呼びかけるという。代表理事には日本暗号資産取引業協会(JVCEA)理事にも名を連ねるFXコインの大西知生代表が就任する。

同協会は世界の動向を研究するほか、官公庁とのコミュニケーションを深め、日本企業がメタバース市場で活動しやすくなるよう地盤を固めていく狙いだ。

大西知生氏は、今回の発表に際し以下のように「メタバース先進国」になるとの決意を表明している。

わが国においてはメタバースについておおまかなイメージがつく人は多いものの、メタバースで何ができるかを理解している人は少ないというのが現状です。

これはメタバースを支えるブロックチェーンやNFT(Non Fungible Token)の技術を理解している人が少ないこと、技術を理解していてもそれをビジネスに展することは簡単ではないということが背景となっています。加えてネット上にあるメタバースビジネスに関する情報はほとんどが英語で日本語のものはほとんどない、という現実もあります。

一般社団法人日本メタバース協会は、今後は国内外の関係者と積極的にコミュニケーションをとり情報収集に努める予定です。そして本協会がわが国における情報やアイデアの集積地となり、国内外の個人、企業、団体などがつながるきっかけ、つまり架け橋となることからスタートして、わが国が「メタバース先進国」となることを目指しています。

メタバースを巡っては、米フェイスブックが参入表明と共に社名を「Meta」に変更して以降、数々の大企業が相次いで参入を発表している。

ナイキやアディダスなどの大手スポーツブランドやディズニーなどによる参入表明(もしくは示唆)、仮想通貨取引所FTX、OKEx、KuCoinなどによる関連ファンド設立の事例のほか、国内でもソフトバンクによる「The Sandbox」や「Zepeto」への出資、NTTドコモによるメタバース開発企業への出資、KDDIによるメタバースプラットフォーム「VIRTUAL CITY」の発表など枚挙にいとまがない。

関連:ナイキもメタバース参入、ゲーム内に「NIKELAND」設立

関連:ソフトバンク、メタバース「Zepeto」に約170億円出資

一方で、経済産業省が7月に公表した「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業」という報告書では、メタバースにおける課題や法的リスクなどを取りまとめている。その中で、メタバース上の所有権やキャラクターの経済的価値などに関しては現行法に課題があるとしており、今後メタバースの活用が拡大した際には対応が求められる可能性があると指摘している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/13 水曜日
18:27
メタプラネットが決算発表、ビットコイントレジャリー事業主軸の決算で大幅増益
メタプラネット(3350)がビットコイン事業主軸の決算で大幅増益となった。Q2売上の91%をBTC事業が占め、保有量は前年末比7.5倍の18,113BTCに拡大。アジア最大のビットコイントレジャリー企業として地位確立した。
18:10
仮想通貨OKB 『X Layer』中心の成長戦略を発表 前日比120%急騰 
OKXが仮想通貨OKBの総発行量を2100万枚に固定し、約2割を一括バーン。X Layer強化やPPアップグレードも実施。
17:12
SNPITが人気アニメ「進撃の巨人」とコラボ 特設サイト公開へ
NFTカメラアプリ「SNPIT」が人気アニメ「進撃の巨人」とコラボ。写真撮影で仮想通貨を稼ぐ「Snap to Earn」機能と限定スキンガチャ、10日連続ログイン特典を実装した。
15:09
スイ(Sui)関連銘柄DEEP・WAL、グレースケール投資信託に初採用
グレースケールが仮想通貨Sui(スイ)エコシステム初の投資信託を発表。DeepBookとWalrusの2プロジェクトへの投資機会を機関投資家に提供開始。
14:30
マイケル・セイラー、アルトコイン財務企業隆盛でもBTCへ一点集中貫く、その理由とは
米ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアルトコイン財務企業の台頭にも関わらず、ビットコイン一点集中を貫く理由を解説する。
13:50
最新版ビットコイン価格予測モデル、6年以内1000万ドル到達の可能性75%
経済学者ラッド氏の最新研究により、仮想通貨ビットコインが2036年までに481万ドルを超える確率が75%と判明。供給制約と需要増加が価格急騰要因。
11:55
パンテラ、仮想通貨トレジャリー企業に440億円規模を投資
パンテラキャピタルが仮想通貨をバランスシートに蓄積するトレジャリー企業に440億円超を投資。イーサリアムを保有するビットマインを具体例として価値創造を解説している。
11:30
米上場コスモスヘルス、仮想通貨トレジャリー戦略で初回100万ドルETH購入を実行
多角的ヘルスケア企業コスモスヘルスが、最大3億ドルの資金調達により仮想通貨イーサリアムの購入を開始。長期株主価値向上を目指す。
10:35
イーサリアム現物ETF、初めて1日の純流入額が10億ドル超え
仮想通貨イーサリアムの現物ETFは11日、2024年7月23日の上場以来、初めて1日の純流入額が10億ドルを超えた。有識者がイーサリアムの需要の高まりの要因を分析している。
10:15
コインベース、ステーブルコイン基金を6年ぶりに再開 AaveなどDeFiに資金提供へ
仮想通貨取引所コインベースが約6年ぶりにステーブルコイン基金を再開した。AaveやMorphoなどDeFiプロトコルの流動性向上を目指し、資金提供を行う。
07:35
サークル、ステーブルコイン特化のL1チェーン「Arc」をローンチへ
ステーブルコインUSDCを発行するサークルは、独自のL1ブロックチェーン「Arc」を発表。ローンチに向けたスケジュールや機能などに加え、同日に25年2Qの決算も発表している。
07:20
決済大手ストライプ、ステーブルコイン特化ブロックチェーン「テンポ」を開発=報道
決済大手ストライプが独自ブロックチェーン「テンポ」を開発中。ブリッジ買収に続くステーブルコイン戦略の一環で、サークルの「アーク」チェーンと競合激化。
06:30
米SEC、リップル訴訟を正式終了 仮想通貨規制策定に注力へ
米SECがリップルとの5年間の法廷闘争を正式終了。パース委員とアトキンス委員長が仮想通貨業界向けの明確な規制フレームワーク策定に注力すると発表。
06:00
ビットマイン、100万ETH保有突破 245億ドル株式発行枠に拡大
イーサリアム財務企業ビットマインが株式発行枠を245億ドルに拡大。120万枚のETH保有で業界首位に。
05:35
著名投資家ピーター・ティールが「イーサジラ」株式の7.5%取得、株価3倍高騰
著名投資家ピーター・ティール氏がバイオテック企業から仮想通貨イーサリアムトレジャリーに転換した「イーサジラ」の株主となり、株価が1日で3倍急騰。同社は82186ETHを保有。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧