WhatsAppでNoviアクセス可能に
米メタ(旧フェイスブック)社の暗号資産(仮想通貨)ウォレット「Novi」は8日、同社傘下の大手メッセージアプリ「WhatsApp」上で実装されたことを発表した。米国ユーザーが対象となる。
これまでNoviプロジェクトを率いてきたDavid Marcus氏などが明らかにした。Marcus氏は過去にステーブルコインプロジェクトのディエム(リブラ)の共同設立者の一人でもある。
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Another small step in the right direction. Today, we’re starting the rollout of the @novi wallet in @WhatsApp in the 🇺🇸. On a personal level, this is the best farewell gift from the best team ever! pic.twitter.com/6jk4NO60wv
— David Marcus (@davidmarcus) December 8, 2021
画像からすると、対応銘柄はPaxosが発行する米ドルステーブルコインUSDPのようだ。
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Marcus氏は今月1日にメタ社を年内で辞任する方針を表明したばかり。後任はNoviの製品担当責任者を務めてきたStephane Kasriel氏に決定している。
Kasriel氏によれば、米国内の限られたユーザーを対象に、WhatsApp内から手軽に送金できる機能の実装を開始。手数料無しでチャット内から送金が可能になるという。
Novi(ノヴィ)とは
米メタ(旧フェイスブック)社が手がける仮想通貨ウォレット。まずはステーブルコインのパックスドル(USDP)を対象に米国とグアテマラで一部ユーザーに手数料ゼロの送金サービスを提供しているる。(21年12月現在)
▶️仮想通貨用語集
WhatApp上でのNovi導入サービスは試験的にまずは米国のみで行う予定で、ユーザーからのフィードバックを基に他国でのサービス拡大を検討していく方針だ。
Noviは10月より米国と中米グアテマラとの間で試験運用を開始。アプリの基本的な機能および顧客サービスとコンプライアンス面を検証するもので、Kasriel氏はすでにユーザーが重要視する機能を測ることができていると説明している。
Since we introduced the Novi pilot just six weeks ago, we’ve been able to test and learn which features and functionality are most important to people, and focus our efforts on making those even better.
— Stephane Kasriel (@skasriel) December 8, 2021