はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン2100万枚の内、9割採掘完了へ FOMC控え軟調相場続く

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

14日の暗号資産(仮想通貨)市場は全面安に。 ビットコイン価格は、前日比-4.3%の535万円(46,950ドル)で推移している。

BTCUSD日足

世界保健機関(WHO)は13日、新型コロナウイルスの変異種オミクロン感染拡大について、免疫回避を示す可能性があることを指摘。極めて高い世界的リスクにつながる恐れがあるとした。英ロンドンでは、すでに感染者の44%がオミクロンに置き換わっている可能性もある。一方で、重症化リスクについては、慎重な判断を示している。

14-15日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えており、様子見基調が強まる。テーパリング(量的緩和縮小)を2022年半ばまでに終了するとの見通しを示しており、インフレーション局面において、利上げ時期を先倒しするか否かが市場の注目を集める。

ブルームバーグインテリジェンスのレポートにて、「FRB(米連邦準備制度)の金融引き締めの影響について、株式市場がリスクオフに傾いた場合、ビットコインは逆風に直面するだろう。」「しかし、株価下落が債券利回りを圧迫し、中央銀行の流動性を高めるインセンティブを与える限り、仮想通貨市場にプラスに働く可能性は十分考えられる。」と報じた。

Mohit Sorout(@singhsoro)氏の指摘によれば、20年3月以降、大手デリバティブ取引所BitMEXにおけるビットコイン(BTC)先物のFundingRate(資金調達率)がマイナス圏に突入した時は、結果的に上昇前の底値となっている。

Mohit Sorout

FundingRateは、デリバティブ(金融派生商品)市場の過熱感を示すものであり、その性質上プラス圏で推移することが多い。マイナスに転じるケースではデリバティブ市場におけるショートポジションの増加、及び下目線の偏りを示しており、将来的な買い戻し圧力となり得る。

また、市場心理を示すCrypto Fear & Greed Indexは、極度の恐怖(Extreme Fear)を示す21に達した。前月は楽観(Greed)を示す74だったが、180度転換した。Fear & Greed Indexは、ボラティリティ、市場のモメンタム、SNSの感情分析、ドミナンス、Googleトレンドから算出する指標。

Crypto Fear & Greed Index

なお、下落局面においては高騰していたアルトコインほど資金抜けが顕著となりやすい。ビットコインの市場占有率を示すドミナンスは41.9%まで上昇した。2021年以降のアルトシーズンはBTCドミナンス50%前後で始まり、いずれも30%台後半でピークに達している。

ドミナンスの推移

ビットコインの9割が採掘完了

ビットコイン(BTC)の発行上限(総供給量)2100万枚の内、90%となる1,889万BTCが採掘されたことがわかった。 2009年1月9日、ビットコイン(BTC)が最初にマイニングされてから早12年。

残りは200万BTC未満となるが、4年に1度の半減期で減少しており、2033年頃に99%に達し、掘り尽くすのは2140年までかかる見通し。ブロック報酬は、現在の6.25BTCから2024年の次回半減期では3.125BTCまで半減する。

関連:ビットコイン半減期とは?仮想通貨価格への影響と警戒ポイントを解説

ビットコインでは、取引のトランザクションをまとめたブロックが生成される度、計算作業を行った採掘者(マイナー)に対し、報酬として新しいビットコインが渡される。 この作業がいわゆる「マイニング」と呼ばれるものだ。

今年5月には、中国が仮想通貨(暗号資産)関連企業への締め付けを本格化。

大手マイニングファームが相次いで稼働停止・海外移転を余儀なくされた。この影響により、ビットコインの採掘活動が機能不全に陥り、ハッシュレートが急落したが、12月9日までに、過去最高値180TH/s水準に達するなどほぼ回復した。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧