WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イングランド銀行、国際的な仮想通貨規制の協議を求める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

機関投資家の参入

英国の中央銀行にあたるイングランド銀行(BoE)は、より厳格な国際的規模の暗号資産(仮想通貨)規制が必要だと考えているようだ。

The Sunday Timesの報道によると、BoEの金融安定化戦略・リスク担当エグゼクティブ・ディレクターであるSarah Breeden氏は、顧客に対して仮想通貨取引や保管サービスを提供する金融機関(銀行を含む)の数が増加しているため、金融システム保護のためには世界の規制当局によるの新たなルール作りが必要だと訴えた。

機関投資家による仮想通貨保有に関する信頼できるデータを把握する上で、BoEは課題に直面したとBreeden氏は語り、より緊密な国際協力の必要性を強調している。

これは英国が単独で解決できることではない。

関連: 英中銀総裁「デジタルマネーは公益に合致するかどうか評価すべき」

金融安定化報告書

Breeden氏の発言は、今月BoEが発表した金融安定化に関する報告書の内容を反映している。

報告書では仮想通貨は世界の金融資産の約1%を占めるに至っているが、その大部分(約95%)が原資産がなく「裏付けのない」ものであると指摘。また「現在、仮想通貨が英国の金融システムの安定性に及ぼす直接的なリスクは限定的である」とする一方で、同市場の急速な成長のペースに加え、従来の金融システムとの融合が進むにつれて、仮想通貨が金融安定化のリスクを引き起こす可能性があると注意を促している。

その対応策として、BoEは国内及びグローバルレベルで、規制と法執行の枠組みを強化することが必要であると主張。さらに「国際的な取り組みを歓迎する」としている。

分散型金融とステーブルコイン

報告書では、融資、取引、保険など様々な金融サービスを提供する分散型金融(DeFi)が急成長している事実に触れ、仮想通貨エコシステムが複雑さを増すことから新たなリスクとなる可能性について言及。またステーブルコインの利用については、決済手段として使用されるステーブルコインの規制の枠組みを整備し、BoEに規制権限を付与とするという、英財務省の提案を歓迎すると述べた。

報告書をまとめた金融政策委員会(FPC)は「安全なイノベーション」を支援するため、財務省や金融行動監督機構(FCA)、銀行暗号資産作業部会(CATF)が行った規制アプローチの評価を支持するとしている。

FCAとは

FCAとはFinancial Conduct Authority(金融行動監督機構)の略で、イギリスの金融規制機関。

▶️仮想通貨用語集

関連:仮想通貨等「規制対応、急務」 英中銀副総裁

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/01 土曜日
13:15
ハイパーリキッドHIP-4、パーミッションレス予測市場をテストネットで有効化
分散型取引所ハイパーリキッドは、誰でも予測市場を作成できる機能をHIP-4のテストネット上で有効化したと発表した。ポリマーケットやカルシとの建玉規模の違いも解説する。
11:12
ビットコイン中心から転換したストラテジー、みずほなど複数証券会社が評価
ストラテジーがビットコイン一辺倒の資金配分から現金積み増しへ転換したことを、TDカーウェンやベンチマークが評価。両社は優先株の額面回復が経営の最優先事項だと分析している。
10:15
イタリア中央銀行、ステーブルコイン送金にコスト優位性なしと結論
イタリア中央銀行がステーブルコイン送金の実証実験結果を公表。伝統的な送金手段と比べ体系的なコスト優位性は確認できなかったとしている。
09:45
FIFAワールドカップ、予測市場での取引が3兆円規模に 公式NFTも盛況
チェイナリシスが2026年W杯が予測市場にもたらしたインパクトを分析。取引総額200億ドル規模となった。FIFA公式NFTプラットフォームでは10万人超がチケット購入権を取得した。
08:15
米財務省がイラン企業2社に制裁措置、デジタル資産決済による制裁回避も主張
米財務省は、イラン関連の新たな制裁措置を発表。今回のホルムズ海峡における制裁の要因となった活動には、デジタル資産の決済による制裁回避も含まれるとしている。
07:15
7件のビットコイン清算連鎖事例、価格の予兆信号は事象ごとに相違=研究レポート
研究者が7件のビットコイン無期限先物清算連鎖を分析した結果、相場崩壊の予兆信号は事象ごとに異なり、共通する指標は注文フロー変動の低下のみだったことが分かった。投資家は単一事象の予兆パターンを過信すべきでない。
06:35
暗号資産取引所BTCBOX、8月3日から段階再開へ
BTCボックスが運営する暗号資産取引所BTCBOXは、長い間停止していたサービスを8月3日から段階的に再開する。ログインにはパスキー認証、日本円出金には2段階認証が必須となる。
06:15
テザー財務報告書、ビットコイン冬相場でステーブルコインの超過準備金が半減
ステーブルコイン発行大手テザーは2026年第2四半期の決算で、資産が負債を上回る超過準備金が82億ドルから41億ドルへと半減したことを開示した。ビットコインや貴金属の評価額低下が背景にある。
05:50
ビットコイン専門ウォレット『コールドカード』流出被害が110億円相当に、ギャラクシーが算出
ギャラクシー・リサーチは、コールドカードの脆弱性に関連する流出被害が1196件のアドレスから1082.65BTC、110億円相当に達したと分析。自己管理型の利用者への影響が大きいことが明らかになった。
05:00
USDC発行企業サークル、ニューヨーク州から信託免許を取得
サークルがニューヨーク州金融サービス局から限定目的信託免許を取得したと発表した。ステーブルコインUSDCの発行体制強化に向け、規制対応をさらに深める。
07/31 金曜日
17:29
レイ・ダリオ、ビットコインは1%保有継続 増刷不可も量子リスクに警戒
米著名投資家レイ・ダリオ氏が英ポッドキャストで、自身のポートフォリオにおけるBTC比率が約1%のまま変わらないことを明らかにした。増刷できない強みを認めつつ、量子コンピューターや政府による監視・課税のリスクにも言及している。
15:32
アルトコイン相場、ビットコインから切り離され値動きに=ウィンターミュート
ウィンターミュート(Wintermute)は30日、2026年上半期のOTCフロー報告書を公表した。機関投資家の現物取引比率が過去最高の72%に達し、オルトコインのオプション取引高は半期比約3.4倍に拡大。銘柄の集中と長期保有の傾向を分析した。
14:20
ビットコイン長期保有者供給、月間21万7000BTC増=アナリスト
オンチェーン分析家ダークフォスト氏によると、ビットコインの長期保有者供給は12月以降増加が続き、直近は月間平均21万7000BTCのペースまで加速。強気相場時とは逆の動きだとし、需要面の弱さも指摘した数値の意味を整理する。
14:00
BIS主導「プロジェクト・アゴラ」、1.6億円相当のトークン化マネーで国際決済の実証実験に成功
BIS主導のプロジェクト・アゴラが、トークン化した中央銀行準備金・商業銀行預金による国際決済の実価値取引テストを完了した。日銀やMUFGなど28機関が参加し、平均80秒での決済を実証した。
13:18
ストラテジー、ビットコイン一辺倒から転換 準備金は動的配分へ
ストラテジーが決算説明会で、今後の調達資金を全額ビットコインに投じる方針を転換すると説明した。市況に応じてBTCとドル準備金を動的に配分し、デジタル信用(STRC等)の安定性を高める狙いだ。背景にある判断材料を読む。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧