はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ジャクソン市、職員の給与を仮想通貨に変換できる制度を推進 現地メディア報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

職員の給与を仮想通貨へ変換

米テネシー州のジャクソン市は、市の職員が給与を暗号資産(仮想通貨)に変換できるようにする計画を、実際に進めていることが分かった。現地メディア『Jackson Sun』が報じた。

仮想通貨への変換をサポートする企業の募集を22日から開始し、各企業からの提案を2月までに専門委員会が精査するという。おそらく2月には、専門委員会が地方議会に提案を行うだろうと説明している。仮想通貨に給与を変換できるようにして、市の職員に選択肢を提供することが目的だ。

ジャクソン市が仮想通貨への給与変換制度の導入を検討していることは今年4月にも明らかになっていた。Scott Conger市長が公式ツイッターアカウントで言及し、その際、ビットコイン(BTC)を市の財政へ導入することを計画していることも報じられている。

その際、当時からジャクソン市職員の給与には、すでに繰越給与などを介した退職貯蓄制度が提供されており、この制度にビットコイン変換の選択肢を加えると伝えられていた。一方で今回Conger氏は「事前に設定した給与の金額をビットコイン(BTC)や他の仮想通貨に変換できるようにする」と述べたもようだ。

関連米テネシー州、ビットコインの財政導入を計画

Conger氏は現地メディアに対し、「テネシー州の法律は、市が独自のバランスシートを持つことを許可しておらず、我々が直接ビットコインで給与を支払うことはできない」と説明。「そのため、サードパーティのプラットフォームに協力してもらう必要がある」と述べた。

バランスシートとは

企業や組織の財政状況を示す貸借対照表のこと。

▶️仮想通貨用語集

具体的には給与を差し引き、その分の米ドルが仮想通貨の購入に回されるようにする仕組み。市職員の給与を仮想通貨に変換できる制度が実現すれば、米国初の事例になるという。

Conger氏は「今回のシステムが実現すれば、例えばビットコインで代金を支払って欲しいと望む市の請負業者も、代金を仮想通貨に即座に変換できるようになるだろう」とも説明した。

市長の給与もビットコインに

米国では最近、市長がビットコインで給与を受け取ると宣言する事例が複数確認されている。

仮想通貨支持派として知られるConger氏も先月、ビットコインで給与を受け取ると宣言。ジャクソン市の条例では、まだビットコインでの給与受取は可能ではないものの、支払いを受け取った直後にビットコインに交換するとした。

関連次期ニューヨーク市長、給与のビットコイン受け取りを宣言 マイアミ市長に続く

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/13 木曜日
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。
10:15
SBIグループで資産運用|証券・銀行・仮想通貨投資を効率的に
証券・銀行・仮想通貨を1つのエコシステムで管理できるSBIグループ。スマホ1つで株式、投資信託、金ETF、仮想通貨への投資を始められます。手数料優遇、ポイント連携、スムーズな資…
09:45
ヤフー・ファイナンス、ポリマーケットと提携し予測市場ハブを数カ月以内に開設へ
ヤフー・ファイナンスが予測市場プラットフォームのポリマーケットと提携し、新たな予測市場ハブを立ち上げる。経済や市場動向の確率データと分析を組み合わせて投資家を支援。
09:20
ビットワイズ、2026年にICO復活で数十億ドル規模の資金調達を予測 コインベーストークン販売サービス立ち上げを受け
仮想通貨資産運用会社ビットワイズのホーガンCIOが、コインベースのトークンセール・プラットフォーム立ち上げを受けて2026年にICOが資本調達の重要手段として復活すると予測。
08:50
モバイルゲーム大手KLab、ビットコインをトレジャリー資産として購入
モバイルゲーム開発のKLabが約2,000万円のビットコインを購入。国内では今夏以降、Defコンサルティング約50億円、イオレ約160億円など上場企業のトレジャリー戦略が加速。
08:30
JPモルガン、ベースチェーンで「JPMコイン」提供開始
JPモルガンが米ドル建て預金トークン「JPMコイン」を機関投資家向けにイーサリアムL2のBase上で提供開始した。B2C2、コインベース、マスターカードがテスト取引を完了している。
07:55
スイ、ネイティブステーブルコイン「USDsui」を年内ローンチ
ブロックチェーンのスイ(SUI)がネイティブステーブルコイン「USDsui」を年内に立ち上げる。ストライプ傘下のブリッジが発行し、主要プラットフォームとの相互運用性を備える。
07:12
サークル、独自ブロックチェーン「Arc」向けトークン発行を検討 USDC流通量は前年比2倍超
ステーブルコイン発行企業サークルがArcブロックチェーン向けネイティブトークンの発行可能性を発表した。第3四半期のUSDC流通量は前年比108%増の737億ドルに達し、純利益は202%増加している。
06:50
観光客向け消費税還付をステーブルコインで実証実験、韓国NH農協銀行がアバランチなどと協力
韓国NH農協銀行がアバランチ、ファイアブロックス、マスターカードと協力し、ステーブルコインを使用した観光客向け消費税還付のデジタル化実証実験を開始した。
06:10
ナスダック上場BTCマイナーBitdeer、米国で建設中のマイニング施設で火災発生
米オハイオ州で建設中のビットディアのビットコインマイニング施設で火災が発生し、2棟が炎上した。負傷者はなく、まだマイニング機器は設置されていなかった。
05:55
米SEC委員長、仮想通貨の分類体系を明確化へ
SECのアトキンス委員長が仮想通貨のトークン分類体系を数カ月以内に検討すると発表した。ハウイテストに基づき有価証券に該当するトークンを明確化し、ネットワークトークンやミームコインの多くは管轄外となる見込みだ。
05:30
世界初のZcash保有企業サイファーパンク、ウィンクルボス兄弟主導で91億円調達し20万ZEC取得
リープ・セラピューティクスが社名をサイファーパンク・テクノロジーズに変更し、プライバシー重視の仮想通貨Zcashを蓄積する戦略を発表した。ウィンクルボス・キャピタル主導で91億円を調達し、20万ZECを取得している。
11/12 水曜日
13:45
「仮想通貨は正当なポートフォリオ分散手段」 機関投資家のアプローチに大きな変化=シグナム
スイスのデジタル資産銀行シグナムが発表した最新調査で、回答した世界の機関投資家の89%が仮想通貨をすでに保有し、仮想通貨を投機ではなくポートフォリオの有効な分散投資手段とみなしていることが明らかになった。
13:00
米上場ターボ・エナジー、ステラ・タウラスと提携 スペインで再エネ融資をトークン化
ナスダック上場のターボ・エナジーがタウラス、ステラと提携し、スペインでクリーンエネルギー融資のトークン化実証実験を開始。ブロックチェーン活用で744億ドル規模のEaaS市場参入を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧