非承認から2週間
米資産運用会社WisdomTree社は再び現物ビットコインETFの申請をSEC(証券取引委員会)に提出したことがわかった。
同社が前回申請していたビットコインETFは12月1日にSECに非承認されたが、再び挑戦する格好だ。
新しい申請は前回同様、デリバティブ取引所Cboeとの共同申請となる。一方、旧申請では、SECが「相場操縦や詐欺行為を防ぎ、投資家の利益を守るための要件を満たしていない」と指摘したため、今回の申請はビットコインETFに関する情報開示と市場分析の内容を強化しているという。
また、審査期間のカウントダウンは連邦官報に掲載されると開始する見込みだ。
SECは11月にVanEck、12月にはWisdomTreeのビットコインETFを非承認した。次に最終判断が予定されているのは、ValkyrieのETFで、2022年1月7日前後までに結果が判明する。
また、SECは先週、グレースケールとBitwiseのETFについて審査判断の延期を発表した。
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ETFとは
「Exchange Traded Fund (上場投資信託)」の略。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。ビットコインやイーサリアムのETFがローンチされている国もあるが、米国では現物のETFの申請が承認された事例はない。
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