はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ジャック・ドーシー氏、Web3.0批判で論争に発展

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Web3.0の所有者はVC」

ツイッターの創業者で米決済企業Block(旧スクエア)のJack Dorsey CEOは21日、Web3.0を厳しく批判するツイートを投稿。ツイッター上で活発な議論が展開された。

「Web3.0」を所有しているのはあなたではない。

ベンチャー・キャピタル(VC)とその有限責任パートナー(LP)だ。そのインセンティブから逃れることはできない。結局のところ、異なるレッテルが貼られた中央集権的な組織に過ぎない。

何に首を突っ込んでいるのか知っていた方がいい。

Web3.0とは

Web3.0は、現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。

▶️仮想通貨用語集

起業家でエンジェル投資家のBalaji Sarinivasan氏は、Dorsey氏のこの考えには同意できないとツイート。自由な言論のプラットフォームとしてスタートしたツイッターだったが、企業としての、さらには政治的なインセンティブによりユーザーを検閲したり排除するに至ったと同社を批判した。

それに対し、その理解は間違っているとDorsey氏は反論。ツイッターはその創業当初から、企業としてのインセンティブを持っていたと主張した。そしてWeb3.0も同様に企業としてのインセンティブを持っているのにもかかわらず、「分散化」の名の下にその真意を隠していると警告した。

さらにDorsey氏自身もVCからの投資の恩恵を受けたではないかとの批判には、「だからこそ、よくわかるんだ」と返答し、下記の風刺画を掲載した。

 

一方、クリプト界隈のユーザーは「この風刺画は、ただミーム(真逆の意味)だ」と揶揄している。

Musk氏も参戦

このようなDorsey氏の批判に触発され、米テスラ社のElon Musk CEOは「誰かWeb3.0を見たか? 見つからないんだけど。」とツイート。Dorsey氏は「aとzの間のどこかだ」と返し、Web3.0の提唱者である米大手VCの「a16z」(アンドリーセン・ホロウィッツ)を揶揄した。

Musk氏はまた、Web3.0は「今は現実というより、マーケティングの流行語のように見える」と付け加えた。

ビットコインはドルに取って代わる

Dorsey氏はビットコイン(BTC)推進派としても知られている。Web3.0批判と同じく21日に同氏は米人気歌手Cardi B氏が提起した質問、「暗号資産(仮想通貨)はドルに取って代わると思うか」に、「ビットコインならそうなる」と答えた。

このツイートには多数の賛否両論が寄せられているが、ビットコインへのDorsey氏の信頼は揺るぎないようだ。

先月末に、ツイッター社のCEOを辞任したDorsey氏は、現在、ビットコイン関連の活動に力を入れているように見受けられる。

同氏がCEOを務めるブロック社の送金アプリ「Cash App」は今月初めに、ビットコインの新機能である「Taproot」に対応開始。15日にはビットコインのギフト送信機能を新たにローンチした。また、16日にはDorsey氏と著名ラッパーJay-Z氏が設立したビットコイン基金「₿trust」の役員4名を発表するなど、ビットコインの普及を後押しする活動に取り組んでいる。

関連:ブロック社ドーシーCEO、「ビットコイン基金」の役員陣営を発表

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
07:50
米連邦準備制度理事会、仮想通貨関連銀行への制限的規制指針を撤回
米連邦準備制度理事会が2023年の仮想通貨関連銀行規制指針を撤回し、新たな政策声明を発表した。監督対象銀行が革新的活動に従事する道を開くが、リスク評価に基づく裁量権は維持。
07:30
XRPの実用性を拡充へ SBI Ripple AsiaとDopplerが提携
SBI Ripple AsiaとDoppler Financeがパートナーシップを締結。XRPL上で、仮想通貨XRPベースの利回りインフラやRWAのトークン化に関する協業を模索すると説明している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧