はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所FTX、ステーブルコインを導入した銀行に1億円の報酬提示を示唆 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

銀行にステーブルコイン取り扱いを呼びかけ

暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは29日、銀行がステーブルコインの取り扱いを開始する場合、100万ドル(約1億円)を用意する可能性を示唆した。

FTXの公式アカウントは、次のようにツイートしている。

ステーブルコインの導入促進について考えている。銀行側を説得するために一体どれくらいのコストが掛かるのか。各エリアで最初に導入を決めた銀行に100万ドルを渡すというのはどうだろう。この件について議論したい銀行関係者はいないか?

導入が実現した際のメリットについては、「FTX利用者が、迅速かつ限りなく低い手数料で入出金できるようになる」ことを挙げた。

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値($1)を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIやUSTといったアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

▶️仮想通貨用語集

FTX CEOの見解

FTXのSam Bankman-Fried CEOは8日、米下院で開催された仮想通貨に関する公聴会に証人として出席した際、ステーブルコイン規制について意見を表明していた。

ステーブルコインには、即時決済が可能で、仲介者やカウンターパーティーリスクを削減できるという利点があることに触れ、銀行並みの厳しい管理下で監督を行うと、こうした利点が減じてしまうと意見している。

また、ステーブルコインの裏付け資産の監査や、金融犯罪防止など基本的な要件は必要だが、これらは現行の規制環境を活用して満たすことができると続けた。

米ドルを裏付けとするステーブルコインは、米ドルの基軸通貨としての地位を守ることにもつながるという。

関連米国版FTX、国際スワップ・デリバティブ協会へ加入

Sam CEOは28日のツイートでも、再び規制のあり方を論じている。仮想通貨の中ではステーブルコインの規制が一番単純に実行可能だとして、次のように述べた。

最も重要なことは、オンショア市場(国内金融市場)に対して流動性を動かせるようにしつつ、現行規制で不足している点について協力して対処していくことだ。

ステーブルコイン規制は、おそらく最も単純だろう。報告、透明性、監査に基づくフレームワークを作成し、ステーブルコインがその言葉通り裏付けされていることを確認すればよい。そうすれば、問題の80%は解決し、ステーブルコインをオンショアで繁栄させることができる。

また、「オープンなネットワーク」の成長を確実にすることも重要だという。もしステーブルコインなどを扱えるネットワークを既存の銀行に限定すれば、その利便性は活かされないと意見する形だ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/08 月曜日
09:43
テザー社、ビットコイン売却のウワサ否定 21キャピタルに19,800BTCを送金
テザー社CEOが仮想通貨ビットコイン売却の噂を否定した。実際は新設のビットコイン・トレジャリー企業21キャピタルへの送金だと説明し投資継続を表明している。
09/07 日曜日
16:00
AIが自律的に売買する時代へ、コインベースが描くエージェントコマースの未来|WebX2025
米大手仮想通貨取引所コインベースの事業開発担当副社長ダン・キム氏が大型Web3カンファレンス「WebX」に登壇し、同社がAI領域で大きな注目を集める「エージェントコマース」に投資を本格化する理由と背景について詳説した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTCの10万ドル割れリスクやETH価格100倍の可能性など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1650万円で底堅く推移、米雇用統計控え利下げ期待高まる|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは底堅い推移で1650万円周辺まで回復。SEC・CFTC共同声明が相場を支援する一方、ナスダックのDAT企業監視強化で一時下落。8月米雇用統計を控え、利下げ期待によるBTC相場への影響をbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|ナスダックの仮想通貨保有企業への監視強化に高い関心
今週は、金融庁による仮想通貨規制の見直し検討、米M2マネーサプライをもとにしたビットコイン相場分析、ナスダックによる仮想通貨保有上場企業への監視強化に関する記事が最も関心を集めた。
09/06 土曜日
13:55
米SEC・CFTC、仮想通貨無期限先物取引の国内展開などを検討
米SEC・CFTCは金融市場24時間取引市場拡大、永続契約の国内回帰、予測市場とポートフォリオ証拠金制度の導入などを検討。仮想通貨規制統一化で共同声明を発表。
13:00
ハイパーリキッド(HYPE)、独自ステーブルコインUSDH発行計画 手数料80%削減へ
分散型取引所ハイパーリキッドが独自ステーブルコインUSDH発行と手数料の80%削減などを計画している。仮想通貨HYPEは過去1年間で630%上昇しているところだ。
11:25
仮想通貨の暗号基盤に量子リスク 2035年移行計画を米SECに提案
量子コンピュータが主要仮想通貨の暗号基盤を破る可能性について、米SECに提出された報告書で警告。2034年までの脅威確率や対策フレームワークを解説。
10:25
トークン化ポケカ市場「Collector Crypt」、仮想通貨CARDSが数日で10倍高騰
ポケモンカードをトークン化する「Collector Crypt」の仮想通貨CARDSが1週間で10倍上昇した。ガチャ需要が24億円に達し、NFT市場に新風が吹いている。
09:10
ステーブルコインX、5.3億ドル追加調達完了でENA購入拡大
TLGYアクイジション・コープとステーブルコインXアセッツが追加5.3億ドルのPIPE資金調達を完了。Ethena財団は3.1億のENA買い戻しプログラムを開始する。
08:05
韓国当局、仮想通貨レンディングのガイドライン発表
韓国の金融委員会は仮想通貨のレンディングに関するガイドラインを発表。サービス対象銘柄を時価総額上位20位などのルールで制限することなど、規制を明確化した。
08:00
トランプメディア、6.8億CROトークン取得
トランプメディア・テクノロジーグループがクリプトドットコムとの買収契約を完了し、6.84億枚のCROトークンを現金・株式で取得。Truth Socialとの戦略的提携も開始される。
06:55
ストラテジー、S&P500編入されず ビットコイン小幅反落
仮想通貨ビットコイン保有最大手のストラテジーのS&P500指数組み入れが見送られ、証券取引アプリのロビンフッドが新規採用された。失望売りを受けビットコインが反落。
06:25
米上院、クラリティ法案の最新版でステーキングやNFTを証券分類から除外
上院銀行委員会が仮想通貨市場構造法案(クラリティ法案)の最新版を発表。ステーキング、エアドロップ、NFTを証券から除外し、DePIN免除とSEC-CFTC連携枠組みを追加した。
06:00
米SECとCFTC、規制統一化へ 月末に共同ラウンドテーブルを開催
SEC・CFTC両委員長が5日、規制統一化に向けた共同ラウンドテーブルを29日開催すると発表。仮想通貨商品定義統一や資本枠組み整合などを協議する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧