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デジタル人民元、WeChatペイの対応開始へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

WeChatPayでCBDC利用可能に

中国のIT大手テンセントは6日、同社の提供する国民的モバイルアプリWeChat Pay(微信支付)でデジタル人民元の決済に対応する方針を発表した。地元メディアのChina Dailyが報じた。

テンセントは中国の中央銀行である中国人民銀行のCBDC(中銀デジタル通貨)発行に際して、対応を表明している大手企業の一角。他にもアリババやUnion Pay、メガバンクの中国工商銀行と中国銀行もデジタル人民元を受け取る最初の機関となる予定が2019年後半から決まっていた。

デジタル人民元とは

2014年より中国の中央銀行が開発しているCBDC。e-CNYやe-Yuan、DCEP(Digital Currency/Electronic Payment)などとも呼ばれる。

2020年後半より、中国各地で大規模な実証実験が行われており、2022年の北京冬季五輪での実証実験も目指している。

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WeChat Payは中国で高い利用率を誇るモバイル決済アプリ。今週試験版のダウンロードが解禁されたデジタル人民元のウォレットアプリ上でKYCを完了することで、WeChat上でもDCEPの送受信が可能になるという。

また、テンセント関係者は、1月後半に開設する北京五輪の選手村でも「画期的なデジタル人民元の決済体験を探る」とコメント。以前から示唆されていた2022年後半に北京で開催される冬季五輪での実証実験を行うことが改めて強調された格好だ。

冬季五輪におけるデジタル人民元利用は外国の批判対象となっている動向の一つでもある。

21年7月には米議員ら3名が米選手のデジタル人民元利用に反対する意思を表明。CBDCを利用して市民の行動が監視されることに懸念を示した。

関連:米議員が警鐘「北京冬季五輪でデジタル人民元を米選手に使用させてはいけない」

21年夏に公開されたホワイトペーパーでは、デジタル人民元が一部匿名機能を有していることが判明。「少額は匿名、多額は法に基づき追跡可能」という原則に基づいていることが明らかになっていた。

関連:中国人民銀行、「デジタル人民元」に関するホワイトペーパー公開

米中外交においても、米バイデン政権は昨年12月上旬に中国国内の人権問題を抗議するために外交ボイコットを行う方針を正式に発表しており、引き続き各国が中国政府とデジタル人民元の動向を注視していく状況が続く。

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