ヴィタリック氏「イーサリアムの開発の進捗状況は50%」

イーサリアムの開発計画

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は、イーサリアムの開発における進捗状況は、現時点で約50%であるとの認識を示した。

真の分散化を達成し、処理能力を完全に最適化するには、軽量化を進めてネットワークが速く稼働できるようにしなくてはならないと指摘。ロードマップを完遂し、完全な最適化を達成するには、あと6年かかるだろうと述べている。

ヴィタリック氏は3日、仮想通貨メディア『Bankless』のポッドキャストに出演。自身が昨年12月に公開したロードマップも活用しながら、イーサリアムの開発や技術等について語った。以下のツイートに添付されている画像が12月に公開されたロードマップである。

このロードマップによると、コンセンサスアルゴリズムをプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行する大型アップグレード「The Merge」を含め、今後は以下の5つの工程を実施する予定だ。

  • The Merge
  • The Surge
  • The Verge
  • The Purge
  • The Splurge

イーサリアムは先月、「The Merge」に向けたテストネット「金継ぎ(Kintsugi)」が稼働を開始したことを発表。PoSへの移行は2022年の1Q(1月から3月)か2Q(4月から6月)を目指している。ヴィタリック氏は今回、「The Merge」が完了すれば、開発の進捗状況は60%に達すると語った。

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PoSへ移行後の「The Surge」では、「ZK-Rollup」というレイヤー2ソリューションを活用して、処理能力を高める計画。小さなアップデートを含む「The Splurge」まで完了すれば、データも軽量化され、より多くの人々がノードを稼働させられるようにもなると説明している。そして、そこまで達するのにあと6年かかるだろうと話した。

イーサリアムは2021年にハードフォーク「ロンドン」を実施。「EIP-1559」の提案を実装し、手数料モデルも変更した。ヴィタリック氏は今回のポッドキャストで「今後はより多くのトランザクションを処理できるようにして、手数料を大幅に下げられるようにしたい」と発言。

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そして「レイヤー1だけで多くのユーザーを抱える準備はできていないが、レイヤー2技術を活用して処理能力を高めていく」と語った。

レイヤー2とは

2層目のネットワークのことで、メインのブロックチェーンと区別するために使用される用語。イーサリアムはレイヤー2技術の開発も進んでいる。

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