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ビットコイン大幅下落で一時3万ドル台、投資家心理は過去最低水準に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

米国の長期金利(米国際10年利回り)は10日、一時1.8%台とコロナ前水準まで上昇した。

米長期金利の推移

景気回復と高止まりするインフレや物価高抑制を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の「金融引き締め」観測が強まっていることが背景にある。

債券市場の金利上昇は、割高なグロース株などの下落を招きやすく、ナスダックなどが急落すれば暗号資産(仮想通貨)市場にも影響を及ぼす可能性は否めない。 一方、過去の同様の局面では、割安なバリュー株が見直される傾向にある。

CoinPostに寄稿するbitbankのアナリスト長谷川友哉氏は、米消費者物価指数(CPI)など米インフレ指標が影響を及ぼす可能性が高まっているとして、注視するよう警鐘を鳴らした。

関連:急落後も緊張続くビットコイン市場、米インフレ指標とネットフローに注視を|bitbankアナリスト寄稿

大規模金融緩和による過剰流動性が、株式市場や暗号資産(仮想通貨)などリスク資産に多大な恩恵をもたらしてきたことは明白であり、この点について、Delphi Digitalの共同創業者 Kevin Kelly氏が概説した。

「市場予想のマーケットコンセンサスよりも”タカ派”と受け止められたFOMC議事録が金融引き締めを想起させ、ビットコイン(BTC)など仮想通貨を含むリスク資産の引き戻しを強めた」とし、時系列順に因果関係を説明している。

FOMC議事録の明かされたタイミングは、株式市場とBTC相場が連れ安となり、約18時間で8.5億ドル相当のロングポジションが清算された。

2021年は2017年以来3年ぶりの仮想通貨バブル相場が訪れていたことから、断続的な納税(資金確保)売りが続いたことも相場の下押し圧力となった。

BTC価格

ビットコイン(BTC)価格は一時4万ドル台を割り込み、39,650ドルまで下落したが、その後ナスダック市場の反発もあり、42,133ドルまで値を戻した。

BTC/USD日足

市場心理を示すCrypto Fear & Greed Indexは、一時21年5月の大底2万ドル台後半と同水準の「10(極度の恐怖)」まで下落するなど、足元では売られ過ぎからの反転シグナルも出ている。

Crypto Fear & Greed Index

同指標はボラティリティ、市場のモメンタム、SNSの感情分析、ドミナンス、Googleトレンドから算出するもので、総悲観状態を示唆している。

アルトコイン市場

NEAR Protocol(NEAR)が前日比+23.7%と上昇。Coinmarketcap(CMC)時価総額ランキング19位に急浮上した。

ここ数週間の地合い悪化で大半の通貨が大幅下落している中、前月比+50%もの逆行高をみせるなど異質の値動きと言える。

時価総額ランキング(Messari)

NEARは、分散型アプリ開発の基盤を提供するレイヤー1ネットワーク。

取引性能を拡張するため独自シャーディングモデル「Nightshade」を実装しており、イーサリアム互換のAuroraネットワークを介して、既存レイヤー1との相互運用性向上に取り組んでいる。

関連:dApps開発基盤「NEAR」、イーサリアムとのクロスチェーンが実現

他プロジェクト比較でも突出した開発活性化が着目されるほか、Andreessen Horowitz(a16z)やPantera Capitalなどの大手VCから出資を受ける。21年9月には、8億ドル規模のファンド設立を発表したことなどもあり、市場の関心を集めている。

関連:DeFiのエコシステム発展へ Near Protocol、900億円規模のファンドを発表

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