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タイが仮想通貨規制枠組みで基準を明文化|XLM、ETCの取引ペア新承認

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

タイの仮想通貨規制
タイの証券取引委員会(SEC)は6月8日、仮想通貨取引関連企業に対して、ライセンス料、手数料、登録資本金を策定。ICOに関する一般投資家向けの上限額を設けた上、トークン発行者に対して、最低1年間の関与を義務付けた。
ICOに関する7つの取引ペアを承認
証券取引委員会(SEC)はICOで使用できる通貨として、BTC、BCH、LTC、ETH、XRPに加え、XLM、ETCの取引ペアを新たに承認した。
ICOとは
「Initial Coin Offering/新規仮想通貨公開」のこと。資金調達したい企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨トークンを発行・販売し、資金調達する行為を指す。 ハイリスクハイリターンで投機的側面が強い反面、各国の法整備が追い付いていないことで、詐欺まがいのICOが横行するなど問題点も多く、国際的な規制強化が協調路線にある。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

7つの取引ペアを承認

タイの証券取引委員会(SEC)は6月8日、ライセンス要項、認可済の仮想通貨、手数料を始めとする仮想通貨取引やICOに関連する「規制の枠組み」を発表しました。この枠組みは、6月末から施行されると現地メディアのBangkok Postに記載されています。

SECは、ICOで使用できる取引ペアとして、

  • ビットコイン(BTC)
  • ライトコイン(LTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)

に加えて、

  • ステラ(XLM)
  • イーサリアムクラシック(ETC)

を新たに承認。

計7種類の仮想通貨を挙げ、それ以外の仮想通貨でのICOトークンの購入を禁止しました。

この7通貨は、「合意形成の信頼性および、その通貨の流動性」によって選ばれていることを明らかにしています。

ライセンスと手数料

タイの財務省は、仮想通貨取引に携わる企業に2018年8月14日までの登録を義務化させた上、初期登録料として、仮想通貨取引所から500万バーツ(約1705万円)、仲介(ブローカー)企業から250万バーツ(約850万円)を徴収することを発表しました。

また、手数料として、仮想通貨取引所は「下限50万バーツ(約170万円)〜上限2000万バーツ(約6,800万円)」の金額内で、年間取引量の0.002%に当たる金額を収めることも決定しています。

仲介企業も同様に、「下限25万バーツ(約85万円)〜上限500万バーツ(約1,700万円)」の金額内で、年間取引量の0.001%を収めなければなりません。

さらに、登録時の資本金として、中央集権型の仮想通貨取引所は5000万バーツ(約1.7億円)、非中央集権型取引所は1000万バーツ(約3400万円)、中央集権型ブローカーは2500万バーツ(約8500万円)、そして、非中央集権型ブローカーは500万バーツ(約1700万円)を証明しなければならないことも明らかにされています。

ICO発行者は、SECからの認可を受けるため、初期登録料となる500万バーツ(約1,700万円)以上の資産を保有していることを証明した上で、対象トークンの種類および投資情報を報告し、最低1年間のICOポータル提供を義務化しました。

そのほか、ICOにおける投資上限額として、一般投資家は「30万バーツ(約102万円)」の限度額が定められました。超富裕層の個人投資家や機関投資家はこの限りではありません。

総括

このように、ICOに関しても仮想通貨取引業に関しても、国の認可を受けるための条件がしっかりと明文化されており、仮想通貨市場の健全化が進められていると言えるでしょう。

タイの財務大臣、Apisak Tantivorawong氏は以前、

規制は、仮想通貨やICO、その他の仮想通貨関連の取引を禁止することを目的としているわけではなく、あくまでも、消費者保護を目的としている。

と言及していることからも、市場の成熟に向けた適切な規制枠組みであると考えられています。

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