はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ゴールドマン・サックス、仮想通貨と金融市場の相関の高まりを指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨普及の結果

米金融大手ゴールドマン・サックスは27日、「ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)の値動きが、株式市場との相関性を強めている」という見解を示した。同社の定期レポートの内容をブルームバーグが報じた。

ゴールドマン・サックスは、「相関性の強まりは、ここ数年間で(機関投資家の保有する資産クラス)として、仮想通貨の普及が進んだ結果である」と分析した。

仮想通貨市場は昨年11月頃をピークに弱気相場へと転じた。直近では、米金融当局の政策(テーパリング及び金融引き締め局面)の影響で株式市場が急落しており、BTCなど仮想通貨市場も連れ安する場面が目立っていた。

BTC価格は40,000ドル(約460万円)を割り込み、現在は36,000ドル(約410万円)前後を推移。相場全体の時価総額については、11月のピーク時(約3兆ドル)から、1兆7,600億ドルまで縮小した。

ゴールドマン・サックスの指摘と同様の「相関係数」の上昇に関する見解は、専門家からも度々指摘されてきた。

ビットコインとナスダック指数の相関性(30日平均)は0.82を記録

関連:米株指数下落でビットコイン連れ安、相関係数は過去最高水準に

また、同社のストラテジストらによると、仮想通貨全体が最近、資産ローテーションの中心になっているという。

関連:ゴールドマン・サックス、ビットコイン価格を予測

ゴールドマン・サックスは、現在のビットコインがブレーク・イーブン・インフレ率(市場が推測する期待インフレ率を示す指標)や原油の価格といった、消費者物価に関連するリスクと「正の相関」関係を有すると分析。一方、米ドル価格や実質金利とは「負の相関(逆相関)」を有していると解説した。

メタバースについて

また、最近トレンドになっているメタバース(仮想空間)にも言及。

パンドル氏とローゼンバーグ氏は、「メタバースへの応用を含むブロックチェーン技術のさらなる発展が、特定のデジタル資産の評価に経年的な追い風となる可能性がある」とコメント。ただ、それらの資産も金融引き締めなどマクロ経済の影響は免れないとの見解を示している。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

NFT分野も注視か

なお、ゴールドマン・サックスは、NFT(非代替性トークン)に関する関心も強めている模様だ。同社のリスクマネージャー、Michael Brown氏は30日、自身のSNSで「Bored Ape Yacht Club」を110ETHで購入したことを発表。ゴールドマン・サックスとしても、NFT分野を注視している旨をコメントした。

関連:Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
18:27
ユニスワップ、1億UNI焼却提案の最終投票開始へ 流通量の16%
分散型取引所ユニスワップが1億UNI焼却を含む「ユニフィケーション提案」の最終投票を12月19日に開始。可決されれば手数料スイッチが起動し、UNIトークンは収益を生む資産へと転換する。
17:22
YO Labs、トークン化ゴールド「yoGOLD」の事前預入を受付開始
YO Labsがトークン化ゴールド(XAUt)で利回りを獲得できるイールドボールト「yoGOLD」を発表。金を預けて利回りを得られる。現在、事前預入を受付中。
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧