はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

国産NFTゲーム「マイクリ」、独⾃ブロックチェーン「MCH-verse」の展開を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「MCH-verse」を展開

国産ブロックチェーンゲーム『My Crypto Heroes(以下、マイクリ)』を運営する株式会社MCHは8日、ゲーム特化のブロックチェーンプロジェクト「Oasys(オアシス)」を活⽤し、独⾃ブロックチェーン「MCH-verse」を展開することを発表した。

併せて、同社はOasysのInitial Validator(トランザクションの承認作業を担うノード)として参画予定であることも明かした。今後OasysのInitial Validatorには、業界⼤⼿のゲーム会社、Web3.0テクノロジー企業が参画するという。

Web3.0とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

Oasysは、7日にローンチされたEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のプロトコルで、レイヤー1(第1層)とレイヤー2(第2層)技術を組み合わせた独⾃の「Oasysアーキテクチャ」が採用されている。

高速なトランザクション、及びガス代(ネットワーク手数料)が発生しないことにより、ゲーマーに快適なユーザー体験を提供。コンセンサスアルゴリズムはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用しており、環境にも配慮し設計されている。

Oasysの設立者には、double jump.tokyo代表取締役の上野博信氏、gumi創業者でThirdverse代表取締役の国光宏尚氏、株式会社セガCO-COOの内海州史氏、自律分散型(DAO)ゲームコミュニティ組織のYield Guild Games(YGG)の共同設立者Gabby Dizon氏などが名を連ねる。

「MCH-verse」とは

MCH-verseは、Oasysのレイヤー2として構築される『My Crypto Heroes』の独⾃ブロックチェーン。MCH-verse上のガス代は、全てMCH社が負担するためユーザーはガス代無料で利用でき、Oasysアーキテクチャの採⽤によりトランザクションは即時承認される。

また、これまでデータベースで管理されていたゲーム内資産などに関する情報は、全てブロックチェーン上で参照可能となる。MCH-verseには、『マイクリ』以外にも『My Crypto Saga』、『BRAVE FRONTIER HEROES』が参画を表明している。

今後の展望については、「『マイクリ』含め、全てのブロックチェーンゲームユーザーには⾼速かつトランザクション⼿数料無料のユーザー体験を、そして事業者にはブロックチェーンを活⽤したゲーム内決済やNFT(非代替性トークン)のマルチチェーン対応、及び他ブロックチェーンゲームとの連携を容易にする」とコメントした。

関連:Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性

マイクリの動向

このところ、マイクリはエコシステムの拡大に向けた取り組みを積極的に行っている。

2021年12月、国内でブロックチェーンゲームのDAO型外部コミュニティの提供を行う株式会社ForNとパートナーシップを締結したことを発表。マイクリの新たなエコシステム「My Crypto Heroes -Rays Mining-」の展開に際し、以下のような点で連携していくとした。

  • ForN社の組成するコミュニティにおける「My Crypto Heroes -Rays Mining-」の普及、及びスカラーシップモデルの拡大
  • グローバル展開を見据えた相互サポート

2022年1月には、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを提供するポリゴン(MATIC)及びPolygon Studiosとの戦略的パートナーシップ締結を発表。この提携により、PolygonのブロックチェーンゲームとNFTに特化した部門「Polygon Studios」のサポートの下、「My Crypto Heroes -Rays Mining-」の拡大に努めるという。

「My Crypto Heroes -Rays Mining-」とは、現状、新規ユーザーがマイクリを始めてプレイして報酬を得る際に十分な額のETHが必要になるが、高額なETHを用意せずとも新規ユーザーがマイクリをプレイできるようにする仕組みのこと。「MCHコイン」のほかに「RAYS」というトークンやNFT「MCH Soul」を新たに導入している。

また同日、マイクリはグローバルな仮想通貨取引所MEXC Globalと戦略的パートナーシップを締結し、MCHC及びRAYSトークンを同取引所に上場させることを発表した。

関連:「マイクリプトヒーローズ」、Polygonと提携

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧