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米ニューハンプシャー州、仮想通貨の調査委員会を設立

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の可能性を調査へ

米ニューハンプシャー州のクリス・スヌヌ知事は9日、暗号資産(仮想通貨)に関する調査を行う知事委員会の設立を指示した。

委員会は同州における仮想通貨やデジタル資産の有用性を調査・報告するもの。業界関係者や政府関係者など、多数の有識者から証言を聞くほか、米国政府の仮想通貨規制や各国の規制動向なども総括。設立から半年(180日)以内に調査結果と調査を基にした政策提言を知事と下院議長、および上院議長に報告する。

主な調査対象は以下の通り。

  • 仮想通貨業界と基盤となる技術の調査
  • 仮想通貨をはじめとするデジタル資産関連のサービスを提供する事業向けの州法や米国連邦法および他国の規制の調査
  • 同イノベーションがニューハンプシャー州の経済的競争力にもたらす効果
  • デジタル資産の利用とアクセスが金融システムにもたらす影響
  • 個人のプライバシー法と自由が納税者に与える影響
  • 州政府の規制方針に関する具体的な変更や改善点

仮想通貨に関する調査委員会の設立を指示したスヌヌ知事は、以下のようにコメントした。

ニューハンプシャー州は金融イノベーションの拠点であり、この執行命令は、安全かつ責任ある格好で、高品質の銀行・金融ビジネスを誘致するという我々のコミットメントをさらに強化するものだ。

安全性、健全性、消費者保護を確保しつつ経済成長を促進し、イノベーションを促しながら、変化するニーズに応えるために必要な改革を我が州が継続できるよう、この委員会が行う業務と提言に期待している。

ニューハンプシャー州では、過去には仮想通貨を使用するすべてのユーザーが送金企業の登録を免除される法案を施行しており、当時もスヌヌ知事が法案に署名していた。

また、ビットコイン(BTC)を利用した納税を可能にする法案も州議会に提出されていたが、こちらは却下されていた経緯がある。

関連:米ニューハンプシャー州、2020年に「ビットコイン納税」の合法化を目指す

州レベルで進む仮想通貨法整備

1月下旬には米バイデン政権(連邦政府)が仮想通貨に関する大統領令を発令することが関係者の話から判明。情報筋では、多数の政府機関に仮想通貨に関する調査を依頼する内容になることが予想されている反面、州政府では米国各地で独自の仮想通貨法整備が進んでいる。

テキサス州の州知事候補のドン・ハフィンズ氏はビットコインを州内の法定通貨として定める政策を発表。支持率は低いものの、同様の法案が隣接するアリゾナ州でもビットコインの法定通貨化を定める法案が22年1月末に提出された。

関連:米アリゾナ州、ビットコイン法定通貨化の法案を提出

また、テネシー州では群や自治体および州単位での仮想通貨やNFT(非代替性トークン)への投資を可能にする法案を議員が提出。過去には同州のジャクソン市で市職員の給与を仮想通貨で支払う選択肢を提供する計画も進められている。

関連:米テネシー州議員、仮想通貨やNFTへの投資を自治体に許可する法案を提出

法整備以外でも、21年5月に中国政府が発令した禁止令以降、採掘企業を誘致する動きも強まっており、テキサス州やケンタッキー州などが仮想通貨マイニングの大手拠点として台頭してきた。

テキサス州では元大統領候補のテッド・クルーズ上院議員も自身でビットコインを購入するなど、積極的な姿勢を示している。

関連:仮想通貨支持派のテッド・クルーズ米議員、ビットコイン初購入

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