米テキサス州の上院議員、仮想通貨は「革命的な技術」 ビットコイン購入の詳細を語る

ビットコインの優位性

米暗号資産(仮想通貨)推進派の共和党・テッド・クルーズ議員は14日、ビットコインなどの優位性について自身の見解を解説。BTC購入の経緯や、米国における仮想通貨規制の在り方について語った。

クルーズ議員は共和党に所属するテキサス州出身の上院議員。2016年の米大統領選挙では共和党の立候補としてトランプ氏に次ぐ支持率を誇った経緯がある。

21年8月には米インフラ法案の仮想通貨に関する条項について反対の声を挙げたほか、10月にはテキサス州の州都オースティンで開催された仮想通貨カンファレンスに登壇。ビットコインなどのマイニング事業に肯定的な意見を示した。

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国民の自由に貢献するビットコイン

クルーズ議員は隣国カナダで続くトラック運転手らが政府のコロナウイルス対応などを批判するデモ活動について言及。カナダ政府は今週14日、道路を封鎖するデモ活動を国家のテロ活動として認識して緊急事態法を発動し、デモ参加者への資金供給も制限している。

このような動向についてクルーズ議員は政府などの中央集権的な機関にコントロールされない点からビットコインを「パワフルな革命的な通貨」と評価。中国政府など、権威主義的な政権は供給量などを管理できないため、揃って仮想通貨を嫌う傾向があると分析した。

ビットコインは政府の管轄外にあるシステムだ。中国政府や、民主党のエリザベス・ウォーレン議員などの権威主義者は仮想通貨をコントロールできないため、これを禁止したがる傾向にある。

一貫しているのは政府の権力と恣意的な決断に影響されない自由を可能にする点だ。

ビットコイン購入について

また、2月上旬に判明した自身のビットコイン購入についてもおよそ6ヶ月前から仮想通貨について勉強を始めたと言及。業界関係者と会い、質問したり仮想通貨に関する書籍を読む中で興味を増し、最終的にビットコインをはじめとする仮想通貨に非常に強気になったと述べた。

現在では、ドルコスト平均法(DCA)に基づき、毎週ビットコインの買い注文を入れていると説明。「ビットコインを筆頭に仮想通貨全般について強気になった」と語った。

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数週間前には、ビットコイン価格が一時期に比べ50%急落したため、一気に25,000ドル分を購入。上院では、1,000ドル以上の取引は申告する必要があるため、政府に購入を開示した。

従来、このような申告は注目を集めないが、私が仮想通貨の強気派になったとして注目を集めた。

テキサス州もビットコインのオアシスになりつつあるが、アメリカには世界でも仮想通貨のハブになって欲しい。また、テキサスには米国内での仮想通貨の中心地になって欲しい。

また、バイデン政権の多額の支出を視野に、ビットコインはインフレヘッジとしても優れているとコメントした。

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仮想通貨取締りの可能性

さらに、バイデン政権がアメリカ国内において仮想通貨を禁止するなど取締りを強化する可能性は「十分ありえる」と懸念を示した。

現政権は仮想通貨のイノベーションを十分殺すことができる。

仮想通貨界隈の人々は楽観的だ。確かにインフレヘッジとしてのビットコインは有用だが、現政権は政府が(米国における)仮想通貨(のイノベーション)を十分破壊できると思う。

しかし、ファイル共有サイトNapsterを引き合いに出し、政府は新興技術の成長を十分阻害できると語った。NapsterはPSPの音楽ファイル共有プラットフォームとして90年代後半に人気を博したが、著作権問題で訴訟され、敗訴した経緯がある。

バイデン政権は21年1月の発足以降、明確な仮想通貨規制を打ち出していないが、今年1月下旬には2月中に大統領令を出す可能性があることが関係筋から判明。同タイミングでアリゾナやテネシー、テキサスなど各州で仮想通貨法案が独自に進められる状況が続く。

クルーズ議員は米政府が仮想通貨を禁止する可能性は有り得るとしつつも、全力でこれに反対していく姿勢を表明した。

この業界は今後非常に大きく成長すると考えており、米国からこの成長分野を追い出す状況を避けるために私は(現政権と)闘っていく所存だ。

仮想通貨業界は消えない。しかし、(バイデン政権は)海外に雇用機会と人材が流出する事態を可能にでき、こうなった場合は(米国にとって)壊滅的な状況になりかねない。

また、仮想通貨に関する認知度を向上するため、米上院議会の売店でビットコイン決済を導入する法案も提出したと説明。

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先週にはビットコインを法定通貨として認めたエルサルバドルのブケレ大統領とも電話で対談したと述べ、仮想通貨は発展途上国にとっては金融包摂を拡大し、安全で低コストな取引を可能にするとコメント。現金の欠点を大きく改善する技術だと評価した。

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