はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米上院議員、国会議事堂での仮想通貨決済を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

議会内で仮想通貨決済を可能にする案

米国のTed Cruz上院議員は、米国議事堂内の店舗や業者に、暗号資産(仮想通貨)による決済を導入するための決議案を提出した。1日に発行された議会の文書に内容が掲載されている。

Cruz議員はBreitbartニュースに対して、次のように趣旨を説明した。

消費者が仮想通貨への理解を深め、受け入れるようになったことで、決済方法として仮想通貨に対応する事業者が増えている。一方で、議会は新しい技術を採用するのが遅い傾向がある。

私の案は、議事堂のカフェテリア、自動販売機、ギフトショップが仮想通貨の支払いを受け付けるようにすることで、議会をこの分野で進んだ立場に置けるだろう。

決議案(Resolution)とは、米国の上院か下院によって提出される立法案だが、通常の法案(Bill)とは異なり、その効力が議会内だけに限定されるものだ。

仮想通貨決済の奨励も提案

Cruz議員が提出した決議案は「Adopting Cryptocurrency in Congress as an Exchange of Payment for Transactions(仮想通貨を議事堂で決済手段として採用する案、略称ACCEPT)」と題されている。具体的な文面としては、以下のようなくだりを持つ。

(1)国会議事堂内でフードサービスや自動販売機を提供する契約について、デジタル資産を商品の支払いとして受け入れる者を募集し、契約を結ぶ。

(2)国会議事堂内のギフトショップがデジタル資産を商品の支払い手段として受け入れることを奨励する。

自然エネルギー活用のマイニングも

Cruz議員は、上院における仮想通貨の擁護者として活発に発言や提案を行っている人物だ。

10月には、出身地であるテキサス州で開催されたテキサス・ブロックチェーン・サミットで、ビットコイン(BTC)のマイニングが、自然エネルギーの活用や電力網の支援などの恩恵をもたらしうると話して注目された。

天然ガスの採掘現場で焼却処分されるフレアガスをマイニングに使用することで、炭素排出量を削減できると論じている。

関連米上院議員が語る「ビットコインマイニングが炭素削減に貢献できる理由」

また、超党派のインフラ法案について、仮想通貨業界で問題視された文言の削減にも動いていた議員の一人である。この法案には、仮想通貨セクターの税務報告を、顧客データを持たない企業にも拡大しかねないと懸念される条項が含まれていた。

関連米財務省、インフラ法案に関して仮想通貨取引の課税対象拡大を推進か

インフラ法案とは

今後8年間で1.2兆ドル(約130兆円)を道路・橋、鉄道、港湾・空港、水道、高速通信網、電力網などの国内インフラへの投資を提案する法案。米バイデン政権の経済分野の主要政策の1つである。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
10:50
上場企業のビットコイン購入がETF上回る、2025年上半期24万超BTC取得で4倍以上増
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧