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テラの非営利組織、1,100億円を資金調達 UST準備金にビットコイン活用へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

準備金にビットコイン活用へ

暗号資産(仮想通貨)テラ(LUNA)のエコシステムをサポートする非営利組織「Luna Foundation Guard(LFG)」は22日、LUNAトークンのプライベートセールで10億ドル(約1,150億円)を調達したことを発表した。

今回の資金調達額は、仮想通貨業界でも最大規模。Jump CryptoとThree Arrows Capitalがリード投資家となり、DeFiance Capital、Republic Capital、GSR、Tribe Capitaらが出資に参加した。

今回調達した資金は、ステーブルコイン「TerraUSD(UST)」の準備金に使用され、ビットコイン(BTC)として保有する。

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(=stable)仮想通貨のこと。価格を安定させる仕組みとして、大きく法定通貨担保型、仮想通貨担保型、無担保型の3種類に分類できる。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

USTは米ドルと1:1の割合でペッグした、法定通貨や仮想通貨の担保を持たない無担保型のステーブルコイン。CoinGeckoのデータによると、USTはステーブルコイン銘柄としては時価総額4位を誇る(執筆時点)。

USTは価格を一定に保つためにアルゴリズムを活用しており、LUNAトークンとUSTをそれぞれ発行・バーン(焼却)することで供給量を調節し、価格を維持している。

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今回のビットコインによる準備金は、マーケットの急変などに備え、USTの価格維持をサポートするために使用。テラのエコシステムと相関性が低いと見られる資産として、まずはビットコインを選んだと説明しており、今後は他の資産を活用することも視野に入れている。

資金調達を主導したJump Cryptoのトップは、今回の発表に際し、以下のようにコメントを寄せた。

今回の準備金で、USTに対する信頼度が高まるだろう。これで、マーケットにストレスがかかる状態に備えることができる。

これは多くの中央銀行が外貨を保有するのと同様の仕組みだ。

今回の資金調達で販売されたLUNAトークンにロックが適用されるVesting期間は4年。ビットコインによる準備金の機能や設計については、今後数週間の内に改めて詳細を発表するとしている。

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