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大手信託銀行BNYメロン、BC企業チェイナリシスのソフトウェア利用へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BNYメロン、チェイナリシスのデータ活用

ブロックチェーン分析企業チェイナリシス社は23日、大手信託銀行のBNYメロンが、チェイナリシス社のコンプライアンスソフトウェアを利用することを発表した。世界的金融事業者による導入は初の事例となる。

BNY(バンク・オブ・ニューヨーク)メロンは、米国で最古の歴史を誇る投資銀行。21年2月にはデジタルアセット部門の設立を表明し、仮想通貨カストディ事業への参入を果たしていた。

関連: ビットコイン最高値更新 BNYメロンの仮想通貨事業展開に関する報道受け

BNYメロンは仮想通貨だけではなく、伝統的な金融資産のデジタルカストディを行うプラットフォームを構築中。チェイナリシスのソフトウェアを利用することで、仮想通貨トレンドを把握し、コンプライアンスとデュー・ディリジェンスを果たす。

ソフトウェアを利用することで、リアルタイムで高リスクの取引活動を探知できるほか、不審な活動を捜査できるツールも提供する。

BNYメロンのカストディ・税金・ネットワークマネジメント部門の責任者であるCaroline Butler氏は以下のようにコメントした。

BNYメロンは最も信頼されている資産サービス業としてデジタルアセット市場に参入する。チェイナリシスとなどフィンテックプロバイダーと連携して、我々のイノベーターとしての役割と仮想通貨市場におけるサービス拡大を果たしていく。

各国政府機関も利用

チェイナリシスは米国を拠点とするブロックチェーン分析企業。世界60カ国以上の政府機関や取引所などにデータソフトウェアなどを提供。20年には日本法人を登記しており、2月中旬には日本サイバー犯罪対策センター(JC3)に特定会員として入会を果たしている。

関連: チェイナリシスジャパン、日本サイバー犯罪対策センターへ入会

すでに米国では、FBI(連邦捜査局)やSEC(証券取引委員会)、CFTC(商品先物取引委員会)などがチェイナリシスのソフトウェアを利用。ブロックチェーン分析ソフトウェアを利用して、仮想通貨を悪用したサイバー犯罪の捜査でも協力している。

関連:犯罪関与のクジラアドレスと保有する仮想通貨の状況=チェイナリシス

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