ビザ・マスターカード社の決定が原因
世界最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは8日、ロシア国内で発行されたビザ・マスターカードのカード対応を停止する予定を発表した。
停止措置は2022年03月09日21:00 UTCより実施。バイナンスは、「ビザ社とマスターカード社の直近の方針が理由で、バイナンス上でカードの利用は不可能になる」と説明した。
一方、「ロシアの金融機関以外で発行されているビザ・マスターカードのカードは依然として利用できる」と補足した。
ビザ社とマスターカード社は5日、ロシアのウクライナ侵攻の現状と米国による経済制裁を背景に不確実な経済状況を鑑み、ロシアでのサービス提供を停止すると発表した。また、ペイパル社やアメリカン・エキスプレスも同様の措置を講ずることにした。
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