CoinPostで今最も読まれています

欧州委員会、公共ブロックチェーン基盤で助言する事業者を募集

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

欧州、ブロックチェーンインフラを構築中

欧州委員会(EC)は14日、ブロックチェーンの促進に関して助言などを行う請負業者を募集することを発表した。主に、ブロックチェーン規制サンドボックスの運営と、欧州ブロックチェーン・サービス基盤(EBSI)について法的助言を提供することが役割となる。

サンドボックスとは

実験を行うことのできる「砂場」の意味。特に、規制上のサンドボックスとは、当局の監督の下で革新的な商品やサービス、ビジネスモデルをテストできるようにする制度のこと。現行法などが限定的に緩和された環境の中で、革新的な企業によるイノベーションを育成することが可能となる。

▶️仮想通貨用語集

経緯として、2018年、EU加盟国27カ国とノルウェーおよびリヒテンシュタインは欧州ブロックチェーン・パートナーシップ(EBP)の創設宣言に署名。EBPは、欧州委員会と共同で欧州ブロックチェーン・サービス基盤(EBSI)を立ち上げた。

EBSIは、欧州全域で、公的機関が展開するデジタルサービスを支えることを目的としたブロックチェーンである。ECは、加盟国間の協力により、デジタルスペースでも欧州単一市場の利点を活用することが可能になると見込んでいる模様だ。

関連ブロックチェーンでつながるヨーロッパ、欧州全域ヘ公共サービス提供を目指すEBSIとは

規制サンドボックスの目標

公式発表は、規制サンドボックスについて以下のように説明した。

規制サンドボックスの目標は、EU各国およびEU全体レベルの規制当局や政策立案者と、企業の対話を促進することだ。それにより、ブロックチェーン上の分散型ソリューションについて法的な不確実性を取り除いていく。

ソリューションの中には、人工知能やモノのインターネット(IoT)など他の技術と組み合わせる応用事例も含まれる。

サンドボックスは、EBSIの活用事例と共に、産業部門における、その他の幅広いブロックチェーン応用事例の両方を対象にするという。

包括的な法的助言を提供

今回募集する事業者は、主に次の業務を担当することになる。

  • 規制サンドボックスの運営において調整役となり、法的専門知識と助言の提供を行う。
  • 外部の法律専門家として、EBSIのサービスやブロックチェーンの導入に関する法的・規制的側面について、包括的な助言を提供する。

EBSIのブロックチェーンに関しては、民法、会社法、行政法、データ保護、サイバーセキュリティ、その他すべての関連する課題について、法的助言と支援を行うことになるという。

EBSIは現在、ID証明、学位証明、社会保障証明などの分野で、導入事例を検討しているところだ。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/19 金曜日
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。
12:00
RWA分散型金融Centrifuge、23億円調達
Centrifugeは新たな資金を利用し、Baseチェーン上に構築され、Coinbase Verificationと統合されたRWA向けの機関投資家グレードの融資市場の構築に取り組んでいく。
10:50
分散型決済Slash Payment、エアドロップ第一弾の詳細発表
仮想通貨決済サービス「Slash Payments」は、独自トークンSVLエアドロップ第一弾の詳細を発表した.。SlashのNFT保有者などが対象となる。
08:15
Roninチェーンが初のWeb2ゲームIP導入、韓国の「Ragnarok」
「Ragnarok: Monster World」は、Ragnarokが出すWeb3戦略ゲームで、タワーディフェンスとモンスター収集の要素を組み合わせたこのゲームだ。プレイヤーは「Ragmons」を集めたり、PvPモードで戦ったり、ギルドを作ったりできる。
07:15
「4月末までにブラックロックのビットコインETFがGBTCを追い抜く可能性」アナリスト予想
仮想通貨ビットコインのETFについて、4月末までにはブラックロックのIBITがGBTCを追い抜くとブルームバーグのアナリストが予想。両ETFの差は確実に狭まってきている。
06:30
ワールドコイン、独自のレイヤー2「World Chain」発表
ワールドIDを持ち人間であることが確認されたユーザーは、ボットよりも優先的に仮想通貨のブロックスペースを利用でき、無料のガスも利用できる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧