はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米アリゾナ州の市、仮想通貨による公共料金支払いを受付開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインなどで市への料金支払い可能に

米アリゾナ州のチャンドラー市は30日、市への公共料金支払い方法として、暗号資産(仮想通貨)を受け付けるようになったと発表した。米決済大手PayPal(ペイパル)と提携して実現したものだ。

ペイパルアカウントに、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を保有しているチャンドラー市民は、それらの仮想通貨を公共料金の支払いに使用することができる。

ペイパルは、20年より仮想通貨の売買、保管などのサービスを提供している。

関連:米PayPal、仮想通貨関連の顧問組織を設立

ペイパルとは

米大手決済企業。コマースストアなど事業者と消費者の取引を仲介し、安全性の高いオンライン決済を提供している。

▶️仮想通貨用語集

チャンドラー市は、公共料金決済について、以前よりオンライン決済ソリューションを提供する企業Invoice Cloudとも提携してきた。

今回、Invoice Cloudは、追加支払いオプションとして、ペイパル口座の仮想通貨オプションを導入。決済事業者が、仮想通貨の米ドルへの変換プロセスを担当し、米ドルでチャンドラー市に料金を送金する仕組みだ。市が仮想通貨を保有せずに仮想通貨市場の価格変動リスクを排除しているという。

仮想通貨決済の導入を提唱してきた、Mark Stewart市議会議員は、次のようにコメントしている。

仮想通貨とブロックチェーンの世界は急速に進歩している。イノベーションを支持する自治体として、チャンドラー市がこうした技術の最前線に立ち、仮想通貨を各種料金の支払い方法として提供することは重要だと思う。

複数の自治体が仮想通貨決済を導入

米国ではポーツマス市も今月、市の固定資産税などを、ペイパルを通じてビットコインで支払えるようになったと発表したところだ。

関連:米ポーツマス市、市税がPayPal経由でビットコイン支払い可能に

その他、21年5月にはウィリストン市が公共料金の仮想通貨払いを導入している。

同市の場合は、仮想通貨決済企業BitPayと提携。BitPayが仮想通貨を米ドルに変換する役割を担う。ウィリストン市の財務責任者Hercules Cummings氏は、次のように説明していた。

このように決済方法を多様化することは、技術的な変化やイノベーションに関心を持ち、それを取り入れて、市民に価値を還元していくというウィリストン市の姿勢を示すものだ。

ウィリストン市は、他にも様々なオンライン決済オプションを用意しており、その利点について「セキュリティ、利便性、コスト削減」などを挙げている。

関連:米北部市、公共料金支払いにビットコイン・仮想通貨決済を導入

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
05:35
バイナンスが米国市場再参入を検討、CZの株式削減案も浮上=報道
ブルームバーグによると、仮想通貨取引所バイナンスが米国関連会社の再建を模索している。創業者CZ氏の株式を減らす資本再構成などが検討されており、ブラックロックやトランプ一族の仮想通貨ベンチャーとの関係強化も進めている。
12/17 水曜日
18:51
仮想通貨の分離課税、2028年1月からの見通しか
暗号資産の申告分離課税の施行時期について、2028年1月からの案が浮上。金商法への移行や投資者保護体制の整備が条件とされ、当初想定の2027年より遅れる見通しだ。
18:00
Progmat, Inc.、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
Progmat, Inc.が、2026年2月27日に東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など通貨のデジタル化と社会実装をテーマに議論する。
17:51
GMOフィナンシャルHD、株主優待にビットコイン導入へ
上限1万円相当のBTC GMOフィナンシャルホールディングスは12月16日、2025年12月31日を基準日とする新たな株主優待を発表した。 新制度では、GMOクリック証券におけ…
17:45
トランプ大統領、仮想通貨支持派ウォーラー理事を次期FRB議長候補に面接へ=WSJ報道
トランプ大統領が仮想通貨支持派のウォーラーFRB理事を次期議長候補として18日に面接。ステーブルコインやDeFiに積極的で、利下げを主張する同氏は、エコノミストから高評価を得ているが、トランプ氏との個人的関係の薄さから「大穴候補」との見方も。
17:00
イーサリアム「フサカ」のメリット一覧|恩恵を受けるのは誰?
仮想通貨イーサリアムはフサカのアップグレードを完了しました。本記事では主にフサカによってどのようなメリットが生まれ、どんな主体が恩恵を受けるのかを考察します。
16:12
アニモカ・ブランズ・ジャパン、BTCFi事業者2社と相次ぎ提携 
Animoca Brands Japanは、Babylon LabsおよびBifrostとBTCFi分野で戦略的提携を締結。自己管理型ビットコイン運用ソリューションの日本市場展開を目指し、上場企業向けDAT支援事業を強化する。
15:52
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、BTC保有量で世界20位と発表
トランプ大統領次男エリック・トランプ氏が支援するアメリカン・ビットコインが、39日間で4社を追い抜き世界20位の上場企業BTC保有量を達成。2025年に企業のビットコイン保有が急拡大する中、同社は5,098BTCを保有し急成長を遂げている。
14:58
パンプ・ファンとソラナへの55億ドル訴訟、5000件の内部チャット提出へ
パンプ・ファンとソラナを相手取った集団訴訟で、裁判所が第二次修正訴状を許可。内部告発者から入手した5000件のチャット記録を新証拠として提出へ。40億~55億ドルの不正搾取疑惑でRICO法違反を主張。
13:45
ロシア下院委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定、投資手段に限定
ロシア下院金融市場委員会のアクサコフ委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定し、投資手段としてのみ認めると表明した。
11:50
JPYC EX、累計口座開設1万件・発行額5億円を突破
JPYC株式会社は、日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」において、累計口座開設数1万件、累計発行額5億円を突破したと発表。10月のリリースから約2か月での達成となった。
11:45
「ビットコインは最高値更新へ」Bitwise、2026年の3つの予測を公開
Bitwiseは仮想通貨投資家にとって特に重要な2026年の3つの予測を公開。その1つとしてビットコインは最高値を更新すると予測し、根拠を説明している。
11:40
セキュリタイズが来年トークン化株式取引開始、24時間オンチェーン取引を実現
証券トークン化プラットフォームのセキュリタイズが2026年第1四半期にトークン化された上場株式の取引を開始する。合成商品ではなく実際の規制された株式をオンチェーンで発行・取引し、24時間365日の流動性を提供へ。
09:45
ソラナに大規模なDDoS攻撃、ネットワークは現時点で影響受けず
仮想通貨ソラナが過去最大級の6TbpsのDDoS攻撃を受けたが、現在トランザクション処理は正常に稼働している。市場の下落を受けビットワイズのソラナETFは初の純流出を記録した。
09:40
マーシャル諸島、ステラでベーシックインカム支給
マーシャル諸島共和国がブロックチェーンを利用した世界初のベーシックインカムのオンチェーン支給を完了した。ステラーブロックチェーン上の主権債USDM1を使い、四半期ごとの現金配送をデジタル送金に置き換えた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧