WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米長期金利の上昇止まらず、ビットコインなど仮想通貨市場にも重石

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

米長期金利(10年債利回り)上昇を受け、14日の米株式市場ではダウ平均株価が反落、主要3指数も揃って下落した。金利上昇局面では、割高感の意識されやすい高PER(株価収益率)のグロース株を中心に売りが先行しやすい。

オプション満期日に加え、15日からのイースター休暇(3連休)を前に手仕舞い売りが優勢になったとの見立てもある。

ここ最近は10年債利回りが急上昇しており、14日時点で2.83%に達した。JPモルガン・アセット・マネジメントらは、利回りが3%を超える公算が高いと見る。

FRB(米連邦準備制度)は、株などのリスク資産よりも市民生活に直結するインフレリスク(物価上昇)の抑制を最優先課題に位置付けており、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%→0.5%の大幅利上げと、バランスシートを縮小させる「量的引き締め(QT)」開始の可能性が示唆されている。

軟調な米株指数を受け、15日の暗号資産(仮想通貨)市場も冴えない。ビットコイン価格は前日比2.6%安の505万円(39,952ドル)で推移し、再び4万ドル水準を下回った。

BTC/USD日足

米国では「確定申告」期日を18日に控えており、納税売りも相場の重石となっているものとみられる。

市場心理を表すCrypto Fear & Greed Indexは、「極度の恐怖(超弱気)」を示す22まで後退した。

Crypto Fear & Greed Index

48,000ドルまでの反発局面では楽観水準の60に達していたが、米株指数の下落に連れ安した。

Crypto Fear & Greed Index

なお、暗号資産調査会社Crebacoのデータによると、インド拠点の暗号資産取引所における仮想通貨の取引量は、4月1日に過去最低水準まで落ち込んだ。インド最大手取引所のWazirXでは、70%近くも出来高が落ちていることがわかった。

利益の30%に課税される新たな「キャピタルゲイン税」の施行が背景にある。

そんな中、大手レンディングプラットフォーム「Nexo」の共同創設者であるAntoni Trenchev CEOは米CNBCのインタビューで、ビットコイン(BTC)が1年以内に100,000ドルに達する可能性があると強気の見通しを示した。

短期的な見通しとしては、インフレ抑制のための金融引き締めの影響で伝統金融市場とともに大幅下落するリスクを懸念した。一方、株式市場の暴落を受け最終的には再び金融緩和を余儀なくされるとの見立てを示している。

Antoni Trenchev氏によれば、20年1月時点で「ビットコインが今年中に5万ドルを超える」と予想した際は誰もが信じなかったが、その翌年の2021年の強気相場で1BTC=50,000ドルを上回った。

オンチェーンアナリストWill Clemente(@WClementeIII)氏によれば、Glassnodeのデータ(週平均)において、主要取引所から過去最大級の大量の外部送金が確認された。

取引所外へのアウトフロー急増は、売り圧力低下とみなされる。この水準は過去3度しかない規模であり、コロナ・ショック直後の20年3月をはじめ、当時の過去最高値1BTC=2万ドルを3年ぶりに更新した20年12月、昨年下旬にかけて発生した強気相場の21年9月に匹敵する。

一方、Santimentのデータによれば、イーサリアム(ETH)では10万〜100万ETHを保有するクジラ(大口投資家)の数が、21年8月以降減少傾向にある。過去8か月で154から140まで減少した。

出典:Santiment

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/15 火曜日
11:57
ビットコインの量子耐性、主要提案の全体像を整理 複数提案が連動へ=レポート
ビットコイン開発者が進める耐量子コンピュータ対策の全体像を海外ニュースレターが整理。BIP-360とSHRINCSで事前防御、Lifeboat・Dropkickで事後救済を図る構想と残る課題を解説する。
11:30
イーサリアムとベースがAAで別々の規格を採用か、Ethlabsメンバーが報告
Ethlabsのデレク・チャン氏は、アカウント抽象化の実装で仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンとベースが別々の規格を採用することになったと報告。メリットを生む可能性にも言及した。
10:54
ソラナ保有企業DeFiデベロップメント、239万SOLに拡大 3億ドルの調達枠新設
DFDV(DeFi Development Corp.)がSOLトレジャリーを238万8,923SOLに拡大したと発表。最大3億ドル規模のCHAD ATMも新設し、調達資金はSOLの追加購入に充てる方針。
09:40
上場ビットコインマイナー3社が8月の採掘実績を報告、明暗分かれる
ビットコイン採掘企業ビットフフとクリーンスパークは8月の採掘量の回復・微増を発表した。一方、カナーンは減産が継続しており、保有ETH売却資金などで自社株買いを実施した。
09:25
オンチェーン金融データ『カイコ』、S&P主導の増資でシリーズBを1.1億ドルに拡大
オンチェーン金融データを手掛けるカイコが、S&Pグローバル主導の増資でシリーズBを1.1億ドルに拡大した。BNPパリバなど新規12社が参加し、カイコが議長を務める業界作業部会にも加わった。
08:05
米KULR、保有ビットコインを全て売却 財務運営の一環で
KULRテクノロジー・グループは、仮想通貨ビットコインを約764BTC売却したことを米SECに報告。これで全て売却したことになるが、保有量を減らすことは事前に発表していた。
07:40
上院民主党、クラリティー法案採決直前に対抗案協議|一部同党議員は採決前進を後押し
上院民主党の議員グループは米15日夜、共和党が最終提案として示したクラリティー法案への対抗策を協議する見通し。16日の審議入り採決が法案前進の可否を左右する。
07:15
メタマスク、投資・ロマンス詐欺を送金前に警告する新機能導入
米メタマスクは14日、ロマンス詐欺や投資詐欺を狙った送金の直前に警告を表示し被害を防ぐ新機能を発表した。仮想通貨を保有する投資家が意図せず資金を失うリスクを減らせる可能性がある。
06:55
米上場ストライブが469ビットコイン追加購入、保有量2.5万BTCに
米ストライブは先週469BTCを追加取得し保有量が2万5000BTCに達したと発表した。取得資金は優先株式SATAで全額調達され、想定元本残高は10億ドルを超えた。
06:25
審議入り採決直前のクラリティー法案、銀行・仮想通貨業界も懸念示す
討論終結投票を15日に控える米上院のクラリティー法案最終案に、銀行業界団体はステーブルコイン報酬の緊急停止措置を不十分と批判した。仮想通貨業界は開発者の刑事保護削除に失望し、民主党は利益相反規制に反発している。
06:00
クラリティー法案に18州司法長官ら反対、投資家保護に懸念
米ニューヨーク州の司法長官ら18州・地域の司法長官は、仮想通貨市場構造法「クラリティー法案」に反対する書簡を米上院に送り、投資家保護のための州の権限維持を求めた。
09/14 月曜日
21:50
ストラテジー、2週連続ビットコイン購入見送り|優先株買い戻しを継続
ビットコインDAT最大手ストラテジーは9月8日から13日にビットコインを購入せず、2週連続で追加取得を見送った。代わりに約1.4億ドルを投じてSTRC優先株を買い戻した。
14:52
ビットコイン現物ETF、3週ぶりに流出転換
ビットコイン現物ETFは9月7日週に4.63億ドルの週間純流出を記録し、3週連続の資金流入が途切れた。SoSoValueのデータからARKB・GBTC・MSBTの内訳と市場全体の状況を解説する。
14:12
ビットバンク、ENJ価格乖離で10月16日に取扱い廃止へ
ビットバンクが2026年10月16日にエンジンコイン(ENJ)の取扱いを廃止すると発表。イーサリアム版とEnjin Relay Chain版の価格乖離が理由で、信用取引の追証リスクや出金期限、廃止後の円転換の流れを解説する。
13:44
SWIFTのブロックチェーン活用加速、シンガポール3行が銀行間トークン化預金取引に成功
DBS・OCBC・UOBの3銀行が10日、SWIFTのブロックチェーン台帳を通じて銀行間トークン化預金取引を初めて共同実施。8月以降、HSBC、シティ銀なども類似のテストを行っている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧