はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米財務省、北朝鮮ハッカー集団の仮想通貨アドレス3つを制裁対象に追加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「ラザルス」のアドレス3つを新たに制裁対象へ

米財務省は22日、北朝鮮のハッカー集団ラザルス(Lazarus)の暗号資産(仮想通貨)アドレス3つを新たに制裁対象リストに加えた。

財務省の公式アカウントは次のように説明している。

財務省の外国資産管理局(OFAC)は、ラザルスグループの制裁リストに3つの仮想通貨ウォレットアドレスを追加した。

北朝鮮は、米国と国連の制裁を回避しながら収益を得るために、サイバー犯罪のような不正活動に依存してきた。こうしたアドレスと取引した者も、米国の制裁対象となる可能性がある。

外国資産管理局(OFAC)とは

英語でThe Office of Foreign Assets Controlで略称はOFAC。米財務省の所属機関。米国の対外・安全保障政策に基づいて、経済制裁の実施を司っている。

▶️仮想通貨用語集

アクシーインフィニティのハッキングに関与

ラザルスは、3月23日に発生した、NFTゲームAxie Infinity(アクシーインフィニティ)からの資金流出の背後にいたとされているハッカー集団である。

アクシーインフィニティからは、約760億円の仮想通貨が不正流出していた。同ゲームの開発スタジオSky Mavisは、ユーザーへ補償を行うと発表。セキュリティ強化に努めているところだ。

関連不正流出受けた「アクシーインフィニティ」、アップグレード版の発表を1週間延期

米財務省はアクシーインフィニティへのハッキング後、すでにラザルスのイーサリアム(ETH)アドレス1つを制裁対象に追加していた。今回、新たに3つのイーサリアムアドレスを加えた格好である。

関連米財務省、Ronin資金流出の背景に北朝鮮のハッカー集団を特定

ただ、こうして制裁対象リストに加えても、そのアドレスからの資金送金自体を止められるわけではない。

Etherscanを参照すると、制裁対象となった後も依然として、ハッカーのものとして印づけられたアドレスへの入出金が行われていることが分かる。

制裁対象となったアドレスに保管されていた資金の多くは、仲介ウォレットを経由して、ミキシングサービスであるTornado Cashに送られたとみられる。

Tornado Cashはこれを受け、ブロックチェーン分析企業チェイナリシスが提供する、制裁対象アドレスからのアクセスをブロックするツールを使うと発表。次のように述べた。

金融プライバシーを維持することは、私たちの自由を守る上で重要だが、法的遵守を犠牲にしてはならない。

なお、制裁対象となったラザルスのアドレスは「Roninブリッジへの不正侵入者」としてEtherscan上でラベルが貼られている。仮想通貨取引所バイナンスは、ラザルスが同取引所に送信した盗難資金を特定し、回収したと発表している。

関連バイナンス、アクシーインフィニティから流出した資金の一部を回収

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。
13:50
米ステーブルコイン法案、来週末までの成立視野に 次の「起爆剤」との見解も
米上院のステーブルコイン法案「GENIUS法案」で新たな超党派修正案が決定された。消費者保護や倫理規定が強化され、5月19日に討論終結投票が予定されている。
11:58
ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
11:30
ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
10:55
加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。
10:15
FTX、債権者に7300億円規模の二回目返済開始へ
破綻した仮想通貨取引所FTXが5月30日から二回目の返済を開始する。米ドルで総額50億ドル規模が分配される予定だ。一部の債権者がこの資金で仮想通貨を買い戻す可能性も指摘される。
10:00
CoinMarketCap、独自ローンチパッド「CMC Launch」をリリース
仮想通貨取引所バイナンス傘下のCoinMarketCapが、ローンチパッドCMC Launchをリリースした。最初のプロジェクトに採用された永久先物のDEXのAsterがエアドロップを行う予定。
09:38
大型BCゲーム『メイプルストーリーN』ローンチ、上場直後のNXPCに強い関心
ネクソン系列のNexpace開発のBCゲーム「メイプルストーリーN」がリリースし、仮想通貨NXPCが高騰した。長い歴史を持つゲームIPの革新的なブロックチェーン展開に注目が集まる。
08:05
コインベース株価7%超下落、SECの利用者数調査や顧客情報流出問題を受け
米SECはコインベースの株式上場時の利用者数誇張疑惑を調査中。加えて同社は顧客情報流出をSECに報告し、約1%の利用者が影響を受けた可能性があると発表した。
07:35
「BTCを買いストラテジーの株を売る」著名投資家が投資戦略明かす
仮想通貨ビットコインをロングしストラテジーの株をショートしていると、著名空売り投資家ジム・チェイノス氏が明かした。自身のアービトラージ戦略について語っている。
07:10
米上場の中国系アパレル企業、1200億円相当のビットコイン・トランプコイン取得へ
米国NASDAQ上場のアデンタックスグループが8000ビットコインとトランプコインを含む8億ドル相当の仮想通貨取得に向けた協議を進行中。株式発行による取得を検討し、バランスシート強化と仮想通貨業界のネットワーク構築を目指す。
06:40
アーサー・ヘイズ、米国債信頼低下で2028年までのビットコイン100万ドル到達を予測
アーサー・ヘイズ氏が最新ブログで、米国債市場の信頼低下と海外資本の本国送還によりビットコインが2028年までに100万ドルに達すると予測。トランプ政権下での資本規制強化が仮想通貨市場を押し上げる要因になると分析した。
06:05
米ウィスコンシン州、460億円超のビットコインETFを全売却 香港企業は買い増し
ウィスコンシン州投資委員会が3.2億ドル相当のブラックロックビットコインETFを完全売却する一方、香港のアベニアは第一四半期に340万株を追加購入し保有拡大。
05:45
イーサリアム、今後の価格動向を示唆する重要なホルダーコスト水準とは?
BlitzzTradingの最新分析によると、過去一週間で高騰していた仮想通貨イーサリアムは現在重要な価格帯に到達。ETHホルダーの平均コストに関連した価格動向が明らかに。
05/15 木曜日
17:44
リミックスポイントが決算発表、経常赤字5.4億円に 来期の暗号資産は強気シナリオ想定
リミックスポイントが25年3月期の決算を発表。暗号資産(仮想通貨)評価損が影響し、5.4億円の経常赤字となった。一方、来期はビットコインETF資金流入やトランプ政権政策を背景に、業績の大幅回復を見込んだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧