ビットコイン担保ローンを提供か
米金融大手ゴールドマン・サックスは暗号資産(仮想通貨)ビットコインの担保ローンを提供するようだ。ブルームバーグが報じた。
同社代表の発言として報道したブルームバーグによると、現金の融資(ローン)はビットコインを担保とするもので、「ゴールドマンがこの取引に興味を持ったのは、担保の仕組みと24時間体制のリスクマネジメントが評価されたからだ」という。
米国ではすでに米Silvergate銀やコインベース、Figure社なども類似した仮想通貨の担保ローンチを提供しているが、ゴールドマン・サックスはそれを提供する初のウォール街の代表的金融機関になる。
ゴールドマン・サックスは最近、仮想通貨との関わりを促進する姿勢を見せている。先週には、大手仮想通貨取引所FTXと協業する可能性が報じられていた。また、3月には初めてビットコインのデリバティブ商品のOTC取引を初めて行ったことも明らかになっていた。
関連:ゴールドマン・サックス、仮想通貨取引所FTXと協業か=FT報道
関連:ゴールドマンも出資、仮想通貨セキュリティ企業CertiKが約100億円調達
なお、日本では株式会社大和証券グループ本社と株式会社クレディセゾンの合弁会社である「Fintertech株式会社」がビットコインの担保ローンを2020年から提供してきている。
関連:大和証券傘下のFintertech、個人向けのビットコイン担保ローンを提供開始