はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

テラ開発企業Terraform Labs、法務チームが総辞職 復興プランの支持率は8割超え

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

法務チームが辞職

暗号資産(仮想通貨)テラ(LUNA)の開発を主導するTerraform Labs社について、法務チームの幹部3名が5月に辞職したことが明らかになった。関係筋の情報としてCoinPost提携メディアThe Blockが報じた。

同社の関係者は「この1週間はTerraform Labsにとって困難なもので、ここ数日で少数のチームメンバーが辞職した」と認めた。

ビジネス特化型SNSのLinkedInによれば、Terraform Labsを辞職したのは、最高顧問弁護士を務めていたMarc Goldich氏、及び主任弁護士Lawrence Florio氏、主任訴訟・規制弁護士Noah Axler氏の3名。いずれも、入社から1年未満での離職となった。

現在、Terraform Labsは法務部の機能を外部企業にアウトソースしていると説明。同社関係者は、以下のように述べている。

チームメンバーの大半はプロジェクトの遂行に揺るぎなくコミットしている。テラはUSTを超える存在であり、非常に情熱的なコミュニティと、再生に向けて明確なビジョンを持っている。

我々は今、Terraエコシステムの復興プランの実行に注力している。

関連:韓国与党議員、テラ開発のDo Kwon氏らを招いた公聴会開催を要請

UST急落

5月7日以後、アルゴリズム型ステーブルコイン「テラUSD(UST)」のドル・ペグ(固定)崩壊をきっかけに、裏付け資産となるテラ(LUNA)の価値が99.99%下落。これにより、テラチェーンは2度の停止を余儀なくされ、ネットワーク上の資産の預入総量を表すTVLは以前の4兆円規模から400億円規模にまで縮小した。

2018年に設立されたTerraform Labsは現在シンガポールで登記されているが、共同創設者であるDo Kwon氏とDanielShin氏は韓国籍。18日には韓国の法律事務所から財産差し押さえ要請を求めて提訴されるなど、様々な波紋を読んでいる。

特に、Do Kwon氏は韓国与党議員から公聴会の招集要請が出ている他、夫人が韓国の自宅で何者かの不法侵入に脅かされ、警察に緊急保護を要請する事態も発生していた。

関連: テラUSD(UST)のディペッグ騒動 Terraform Labs社や取引所の対応まとめ

テラの復興プラン

渦中のDo Kwon氏は今週17日にTerraチェーンの「リバイバルプラン(復興)プラン2」を提案。既存のテラネットワークを「Terra Classic」、その仮想通貨を「LUNA Classic(LUNC)」に変更し、エコシステムの優れた人材とリソースは新生テラブロックチェーンおよび仮想通貨ルナ(LUNA)に移行するべきだと提言した。

出典:Terra Station

Do Kwon氏は、復興プラン2がTerraの主要なプロトコルから支持を得ていると強調。18日に開始されたコミュニティ投票は執筆時点では約87%の賛成票を集めており、残り6日間の期日をよそに、定足数に迫っている。

関連:LUNAの復興プラン2が投票へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。
08:50
ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始
仮想通貨取引所Geminiが欧州連合でトークン化株式サービスを開始。マイケル・セイラーのストラテジー株を皮切りに、24時間365日取引可能な新金融サービスを提供する。
08:00
ブータン、ビットコイン保有額が13億ドルに到達
ブータンが、仮想通貨ビットコインを13億ドル相当保有していることが注目を集めている。この保有額は同国のGDPの40%に相当する。
07:55
リップル、SEC相手の控訴を取り下げ 5年間の法廷闘争が終結へ
リップル社のガーリングハウスCEOが28日、SEC相手の控訴を取り下げると発表。約5年間続いた法廷闘争が終結し、同社は事業発展に注力する方針を示した。
07:10
米仮想通貨銀行アンカレッジ、USDC等の段階的廃止発表 業界から「利益相反」批判
米仮想通貨カストディ銀行アンカレッジがUSDCとAUSDの段階的廃止を発表、ステーブルコイン安全性評価で業界から自己利益優先との批判を受ける。サークル株価は15%と大幅安。
06:49
韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道
韓国カカオペイ株がステーブルコイン参入期待で急騰後17%下落、投資リスク銘柄指定で売買停止。米サークル株も15%安と波及か。
06:15
ロビンフッド、XRPとソラナのマイクロ先物契約を開始
米デジタル証券大手ロビンフッドがマイクロ先物でXRPとソラナを追加、ビットコイン金曜先物のマイクロ版も提供開始し仮想通貨商品を拡充。
06:00
ビットコイン取引が快適なのは?手数料・板の厚み・ツールの充実度で主要取引所を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧