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国民民主党玉木代表、仮想通貨税制改正に意欲 Web3推進で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

税制改正に意欲、人材流出を防ぐ

国民民主党の玉木雄一郎代表は19日、Web3.0の経済圏を推進するため、暗号資産(仮想通貨)への課税制度を改正したいとの意向を示した。

具体的には以下の2点を挙げ、人材や事業の海外流出を防ぐとしている。

  • 仮想通貨を20%の申告分離課税とする
  • 法人保有のトークンは期末時価評価の対象外とする

Web3.0とは

Web3.0は、現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。

▶️仮想通貨用語集

様々な政治家も、税制の課題を認識

日本の仮想通貨税制については、以前より「人材の海外流出を招く」として問題点が指摘されてきた。

最近では、パブリックブロックチェーン「Astar Network(ASTR)」を開発するStake Technologies株式会社の渡辺創太CEOが、Web3.0をめぐる日本の税制についての記事を発表。

特に現在日本では、法人が期末まで仮想通貨を保有していた場合、期末時の時価が取得時の価格より高い場合、評価益が計上され所得に加えられることが問題であると指摘した。この制度はWeb3事業者が日本で創業することを困難にしているという。

渡辺氏の意見には、様々な有識者や政治家が賛同を示した。自民党の小倉まさのぶ議員、自民党デジタル社会推進本部「NFT特別担当」の平将明議員が同意を示している。また、外務大臣や防衛大臣などを歴任した自民党の河野太郎広報本部長も「党内で税制改正に向けた議論が始まっている」とコメントしている。

関連:「なぜ、日本の仮想通貨税制問題で人材の海外流出が起こるのか?」Astar Network 渡辺CEOが意見

ブロックチェーン・仮想通貨の業界団体なども、繰り返し税制改正要望を提出してきた。

2021年11月には、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)の廣末会長、幸専務理事が自由民主党の政策懇談会に出席し、以下の要望を伝えている。

  • 仮想通貨取引利益は20%の申告分離課税とする
  • 損失は三年間、繰り越し控除できるようにする
  • 仮想通貨デリバティブについても同様

背景としては、他の金融商品が分離課税であることから、整合性を取る必要があることや、米国や英国といった海外主要国では分離課税(税率20%)であること等を挙げた。

関連:自民党・政策懇談会にJCBA廣末会長らが出席、「仮想通貨の税制要望書」を説明

岸田首相がWeb3の推進表明

岸田文雄首相は5日、英国でスピーチを行い「資本主義をバージョンアップするために官民連携で社会課題を解決し、課題とされる分野に新たなマーケットをつくる」との意向を示したところだ。

その上で、重点分野の一つ「グリーン、デジタルへの投資」の一環として、Web3の推進にも触れた。「ブロックチェーンやNFT(非代替性トークン)、メタバースなどWeb3の推進のための環境整備も含め、新たなサービスが生まれやすい社会を実現する」と発言している。

関連:「戦後に次ぐ第2の創業ブームを」岸田総理、Web3.0推進に向けた環境整備へ意欲

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