はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス投資部門の元幹部、130億円規模の投資ファンドを設立

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メタバースとWeb3

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの元幹部らが、運用資産約130億円(1億ドル)のブロックチェーン関連投資ファンドを設立したことがわかった。

Old Fashion Research(OFR)社は、以前にBinanceでM&A部門のヴァイスプレジデントを務めたLing Zhang氏と、企業開発部長を務めたWayne Fu氏により、21年7月に設立された。インドの仮想通貨取引所WazirXの買収や、FTX、Multicoin Capitalへの投資など、バイナンスのポートフォリオ構築で培った経験と専門知識がOFRの強み。

さらに、OFRのベンチャー部門には、Binance LabsやローンチパッドでAxie Infinity、Moonbeam、Alpha Financeなどの主要投資案件を主導したJiang Xin氏が、パートナーとして参画している。

同ファンドはこれまで水面下で活動してきたが、すでに50以上のブロックチェーンプロジェクトに出資してきたという。主にメタバース(仮想空間)や、中南米の新興市場における仮想通貨の採用拡大を重視しており、ポートフォリオにはGenopets(Move to Earn系NFTゲーム)やアフリカ最大のゲームコミュニティMetaverse Magnaが含まれる。Zhang氏は以下のように述べている。

Web3は人々のアイデンティティと資産管理に革命をもたらす最初のステップだ。ユーザーアクティビティだけでなく、資産の観点からもメタバースを強く信じている。

Web3.0 とは

Web3.0は、現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdApps へのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

関連:米大手VC「a16z」仮想通貨レポート、Web3の可能性を高く評価

リーズナブルに投資する機会

1億ドルの資金は、仮想通貨市場内外のLP(リミテッド・パートナーシップ)、伝統的なベンチャーキャピタル、ファミリーオフィス、エンジェル投資家から調達。投資ラウンドは、ブロックチェーンゲームプラットフォームWEMIXが主導したという。

仮想通貨市場は22年に弱気相場を経験しているが、OFRはこれをチャンスと捉えているようだ。市場の低迷期には、「より安く、リーズナブルな評価額で投資できるため、将来的なリターンを期待できる」と同社幹部は主張している。こうした考え方は多くのベンチャーキャピタルが共有しており、仮想通貨プロジェクトへの資金流入が途絶える兆候はないようだ。

米大手ベンチャーキャピタルa16z(Andreessen Horowitz)は25日、新たな仮想通貨ファンド「Crypto Fund 4」で約5,700億円(45億ドル)を調達したことを発表した。a16zは同18日、766億円(6億ドル)に相当する大型Web3ゲームファンド「GAMES FUND ONE」の設立を発表したばかりだ。

関連:a16zの第4仮想通貨ファンド、5,700億円を調達

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
19:05
Secured Finance(セキュアード・ファイナンス)とは?JPYCの運用方法を徹底解説
Secured FinanceでJPYCを使った固定金利運用が可能に。満期と金利が事前確定する仕組み、メタマスクの準備から貸し出し・借り入れの手順、リスクまで初心者向けに詳しく解説。
18:47
ゆうちょ銀行のトークン化預金が不動産決済に進出
シノケングループ、ゆうちょ銀行、ディーカレットDCPの3社がトークン化預金の活用に向けた基本合意書を締結。賃貸管理における月次賃料の支払いをユースケースに、決済の自動化・効率化を検証する。2025年12月末に実証実験を完了し、2026年以降の本格導入を目指す。
18:01
価格急騰で注目を集めた仮想通貨ジーキャッシュとは
価格急騰で注目を集めたプライバシー銘柄の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の将来性を徹底解説。買い方や技術、注目点、リスクまでわかりやすく説明します。
17:29
英国、DeFi預け入れ時の課税を繰り延べへ 売却時まで納税義務を先送り
英国歳入関税庁が11月27日、DeFi預け入れ時の課税を実質売却時まで繰り延べる税制改革案を発表。アーベやバイナンスなど業界大手32団体が支持。利用者の税務負担軽減へ。
17:13
bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応
bitFlyerが法人向け「アセットロックサービス」を開始。暗号資産を1年以上ロックすることで期末時価評価課税の適用除外要件を満たし、含み益への課税を回避できる。対象はBTC・ETH・XRPの3銘柄。
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧