ポルカドットでリキッド・ステーキングが可能に DeFi運用を後押し

Lido on Polkadotのローンチ

分散型ステーキングサービス・プロバイダーのLido Financeは31日、「Lido on Polkadot」をローンチした。

ユーザーは、Lido on Polkadotで暗号資産(仮想通貨)ポルカドット(DOT)をステークして報酬を獲得しながら、その代替資産(ステーキング証明トークン)をDeFi(分散型金融)エコシステムで運用できるようになった。

この取り組みは、ポルカドットのMoonbeamプロトコルが、Lido Financeを導入したことで実現している。

Lido Financeは、仮想通貨のステーキング報酬を受け取りながら、その代替資産(ステーキング証明トークン)を運用できる「流動的ステーキング(リキッド・ステーキング)」のサービスプロバイダー。DOTをステークすると「stDOT」を受け取り、レンディングの担保としたりDEX(分散型取引所)等で運用できるなどの利点がある。stDOTは「リベース可能なトークン」とされ、ステーキング報酬が残高に反映される仕組み。

Moonbeamは、ポルカドットのエコシステムで稼働するEVM互換のスマートコントラクトプラットフォーム。イーサリアム上のアプリケーションが、ポルカドット・エコシステムに接続する際のエントリーポート(港)として位置付けられている。stDOTはMoonbeamのトークン規格XC-20で発行され、Polkadotに接続する個々のブロックチェーン(パラチェーン)と互換性を持つ。

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Lido Financeの重要性

複数のブロックチェーン間で動作するマルチチェーンアプリを構築するためのインフラ・環境を提供するMoonbeamにとって、「リキッド・ステーキングはエコシステムの基礎的な構成要素」と、MoonbeamのDerek Yoo CEOはLido統合の重要性を指摘した。

Lido Financeはイーサリアム(ETH)ソラナ(SOL)アバランチ(AVAX)、クサマ(KRM)のリキッド・ステーキングサービスも提供している。データサイトDefiLlamaによると、Lidoへの資産の預入総額(TVL)は約1兆円(83億ドル)で第4位のDeFiプロトコルとなっている。

Moonbeamは5月24日、イーサリアムの大手分散型取引所(DEX)であるUniswap v3の統合がUniswapのコミュニティ投票で決まったばかり。Uniswap v3はMoonbeam上の最大のDEXとなり、ポルカドットエコシステム全体の流動性ハブになることが期待されている。

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ポルカドットでは5月4日にネットワーク間の通信プロトコルである「XCM(cross-consensus messaging format)」が導入された。ポルカドットでのリキッド・ステーキングはXCMを活用しており、スマートコントラクト開発企業MixBytesの協力により実現した。

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