はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ドイツ金融当局、仮想通貨企業登録のガイドライン発行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨企業ライセンスのガイドライン

ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)は1日、暗号資産(仮想通貨)企業の登録に関するガイダンスを発行した。

2021年12月以前より運営していた企業は、暫定的に事業を許可されるものの、6月10日までに新たなライセンス取得のために申請する必要がある。

BaFinとは

BaFinとは、日本の金融庁に相当するドイツの監督組織。

▶️仮想通貨用語集

BaFinは、ライセンス申請に必要な項目として、主に以下のようなものを挙げた。

  • ITセキュリティ
  • 管理者の専門的能力
  • マネーロンダリングおよびテロ資金調達の防止

「ITセキュリティ」に関して、企業は、ITシステムのセキュリティ対策、ITセキュリティ事故の対応、企業のリスクアセスメントなどの情報を提出することになる。

また、仮想通貨提供に関する技術的なプロセスの設計、目標とその達成のための手段を示すIT戦略を定義することも求められる。使用した主要なアウトソーシングやクラウドソリューションに関する情報その他も必要だ。

「管理者の専門的能力」については、「経営者が事業に関する十分な理論的・実践的知識と経営経験を有すること」を意味しており、特に仮想通貨資産の管理の場合、技術的専門性、例えば関連する学位やITセキュリティに携わった実務経験を専門的適性として評価するという。

経営陣の知識の低さを一時的に補うために、企業全体の人材や組織的なリソースについても、個々のケースで検討するとしている。

仮想通貨関連のルール整備進めるドイツ

ドイツの連立政権は2021年11月に、今後4年間のドイツの推進プロジェクトの一つとして、仮想通貨およびブロックチェーン技術を挙げており、関連するルール整備を行っているところだ。

ドイツの連邦財務省は5月10日、法人や個人など様々な納税者に向けて、初の全国的な仮想通貨課税ガイドラインを発行している。

多くの団体や実務家、市民からヒアリングを行った上で、仮想通貨の売買、マイニング、ステーキング、レンディング、ハードフォーク、エアドロップ、ユーティリティ・トークンやセキュリティ・トークンなど、幅広い事項をカバーするものとして作成した。

ドイツでは、取得したビットコインなどの仮想通貨を保有して、一年が経過した後に売却した場合、所得税がかからない。ガイドラインは、レンディングやステーキングなどに用いた仮想通貨についても同様であると明確化している。

関連ドイツ財務省、初の仮想通貨所得税ガイドラインを発行

また、BaFinのVon Birgit Rodolphe執行理事は5月、分散型金融(DeFi)についても、明確な新しい規制が必要だと述べた。

関連独規制当局「DeFiには新しい規制が必要」

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。
10:10
米政府、12億円相当のビットコイン移動 戦略的準備金に向けた準備か
トランプ大統領の大統領令に基づき、タイの犯罪組織から押収された846万ドル相当のビットコインが米政府によって移動されたことが観測された。
09:35
フランス国有投資銀行、40億円規模の仮想通貨ファンドを設立
2700万ドルのトークンファンド フランス国有投資銀行Bpifranceが3月27日、仮想通貨およびブロックチェーン分野における新たな投資戦略を発表した。仏国内のデジタル資産エ…
08:15
ICEがCircleと提携、USDC活用で次世代金融商品開発へ
米金融大手によるステーブルコイン取り組みが加速中。Intercontinental ExchangeとCircleが提携し、USDCの新たな市場を開拓へ。
07:50
ソニュームとアニモカが提携 アニメファンのWeb3参入を推進へ
アニモカブランズは、仮想通貨イーサリアムのソニーグループのL2ソニュームと提携。IDレイヤーを構築して、アニメファンをWeb3領域に取り込みやすし、ユーザーの関与を強化する。
07:30
ビットコイン大口投資家、3月に約13万BTC買い増し 
Glassnodeの最新レポートによると、大口投資家がビットコインを大量に購入。市場の不確実性にもかかわらず、大口投資家は自信を示している。
06:55
ゲームストップ株価暴落、投資家はビットコイン戦略を懸念か
ゲームストップの株価が27日に暴落した。投資家は同社のビットコイン獲得戦略を嫌気し売りを加速させた。
06:05
ジブリ風アートに因んだミームコインが高騰、 ChatGPT-4o画像生成機能のリリースで
OpenAIのChatGPTがもたらしたジブリ風AI画像トレンドと、急騰する仮想通貨ジブリ・ミームコインの驚きの実態を解説。
03/27 木曜日
17:05
ビットトレード、貸暗号資産の特別募集「ユーピーシーエックス(UPC)」で開始
ビットトレードがユーピーシーエックス(UPC)の貸暗号資産特別募集を開始。14日間で年率100%相当の高利率が魅力。なお、リスクや注意事項の理解も不可欠。申込条件やメリットを解説する。
14:05
イオレ、暗号資産関連事業参入準備へ Web3ファンドから約4.2億円を調達
暗号資産金融事業への参入準備へ 東証グロース上場企業のイオレは26日、投資事業有限責任組合JAIC-Web3ファンドと株式会社ZUUを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表…
11:52
ビットコイン8.7万ドル台で推移、Hyperliquidの「市場操作」臨時対応には賛否両論も
ビットコイン価格が前日比3.99%上昇し8.7万ドル台に回復した。CoinShares報告によると、機関投資家から7.2億ドルの資金が流入し5週間連続の流出傾向が反転する。一方、Hyperliquidは市場操作されたJELLYJELLYトークンを上場廃止にし、分散型理念と利用者保護のバランスに関する議論が浮上した。
11:30
ビットコインとともに注目のトップ20銘柄、Grayscale最新リサーチ
グレースケールが最新の仮想通貨市場レポートを公開した。ビットコインの活動レベル、ミームコイン取引の変化、新たなトップ20銘柄などを解説している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧