はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

FTX社長が語る、仮想通貨の冬を乗り越えるカギとは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サムCEOが遠隔登壇

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのサム・バンクマン=フリードCEOは10日、Consensus 2022に登壇。ブロックチェーン業界の主流化に向けた課題や自身の政治献金活動について語った。

FTXは2019年に設立された後、バイナンスに並ぶ大手仮想通貨取引所として台頭。デリバティブ取引に焦点を置き、トレーダー向けのプラットフォームとして定評がある。

現在、FTXは米CFTC(商品先物取引委員会)に現在、先物取引業者(FCM)の仲介なしでインハウスで証拠金デリバティブ取引を直接精算する新たなシステムを提案中。この関係で、バンクマン=フリード氏は米国の首都ワシントンDCにいた為、遠隔での参加となった。

関連: 米CFTCの円卓会議 清算機関改正に関するFTX申請を議論

仮想通貨の主流化

テラ(LUNC)やテラUSD(UST)の急落騒動に続き、セルシウス騒動など業界を揺るがす事態が続く中、バンクマン=フリード氏は、ビットコイン(BTC)同様にナスダック(NASDAQ)指数も50%近く下落していると指摘。仮想通貨市場のみならず、金融市場全体が米FRBの動向に左右されており、利上げが幅広く影響を及ぼしているとした。

また、「仮想通貨の冬が再来しているか」について聞かれると業界特有の下げ相場ではないと言及。しかし、今後3ヶ月から6ヶ月以内に何をするかが大事になると述べ、FTXは規制当局と良い関係を構築しながら、良いプロダクトを提供していくと語った。

さらに、長期的に仮想通貨業界が投機的な資産クラスとしての採択のみから脱出する条件については以下のようにコメントした。

これは我々の手に委ねられている。素晴らしい目的を持ったプロジェクトがそれを素晴らしく実際に遂行していく必要がある。

実際に計画を達成できるかが、我々の業界の発展のカギとなるだろう。

単純にクリプトである点のみではなく、ユーザーに愛用されるプロダクトを提供できるかが最も大事だ。

政治献金活動について

他にも、バンクマン=フリード氏は自身の政治献金活動についてコメント。過去には、2024年の次期米大統領選で最大1億ドル(130億円)を寄附する意向を示しており、重要視する政策について以下のように説明した。

最も大事なのはパンデミック対策だ。

COVIDも悪かったが、もっと最悪の事態に至る余地はあった。次のパンデミックはさらに悪化するかもしれない。より良い政策と研究体制の支援が必要だと思う。

動物保護や新興技術の影響も重要だが、政治ではなく政策が大事だ。私の支持する政策を推進する党を支援していく。

仮想通貨規制について

なお、バンクマン=フリード氏は仮想通貨規制を変える為に政治献金を行なっていない点を強調。

自身のスケジュールでは隔週で米国首都のワシントンDCに向かい、規制当局と消費者保護と技術の革新を両立できる規制作りで協力しているため、自身の時間は仮想通貨規制に充てている反面、お金は世界をより良くする為に寄附していると述べた。

また、先週米議員ら2名が提出した包括的な仮想通貨規制法案については、「詳細は見ていないが前向きな動きだと思う」とコメント。以下のように見解を示した。

政策立案者が具体的な政策を提案しているのは素晴らしい。

このようは働きは素晴らしいし、引き続きこうした取り組みが見られると思う。

原則的には、CFTCとSECが米国市場を監視することは素晴らしいことだ。できれば、CFTCの管轄下に置かれることが望ましいが、必要なのは仮想通貨領域を監視する機関が明確化される点だと思う。

関連:超党派の米議員ら、待望の包括的仮想通貨法案を提出

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/22 月曜日
18:00
Digital Space Conference 2026 無料チケット受付開始
ユーザーがメタディスクリプションを100文字程度で作成するよう依頼しています。DSC2026の記事内容に基づいて、SEOに適したメタディスクリプションを作成します。2026年2月17日、虎ノ門ヒルズフォーラムで「Digital Space Conference 2026」を開催。日本デジタル空間経済連盟主催、CoinPost企画・運営。AI、Web3、メタバース等を横断し次の社会像を議論。参加無料、チケット受付開始。
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧