Vault Art Spaceを構築へ
高級ファッションブランドのGucci(グッチ)は23日、NFT電子市場「SuperRare」のガバナンストークンを購入し、独自のNFTギャラリー「Vault Art Space」をローンチすることが明らかになった。
発表はニューヨーク市のNFTカンファレンス「NFT.NYC」で行われたもので、Gucciは約340万円に相当する150,000 RAREトークンを購入し、SuperRareのDAOに参加。SuperRare上の独自のバーチャル空間「Vault Art Space」で29名のアーティストによる作品を含むNFTを販売する計画だ。
Gucciは今年からWeb3の関連事業を始めた。2月に米アート・トイメイカーの「Superplastic」と提携し「スーパーグッチ」という初のNFTコレクションをリリースした。また、メタバースゲーム「ザ・サンドボックス(SAND)」で仮想土地を購入し、独自のメタバースを構築するとしている。
SuperRareは2017年に立ち上げられたもので、昨年3月に著名投資家Mark Cuban氏やセールスフォースCEOなどの著名投資家らから約10億円を調達。OpenSeaやMagic Edenといった大手NFT電子市場の出来高には及ばないものの、1対1のNFTにこだわる点は独立系アーティストや有名ブランドには好まれているようだ。
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