はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、ブラジルで新たな入出金パートナーと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンス、Latam Gatewayと提携へ

最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは24日、ブラジルにおけるユーザー入出金について、新たに地元の決済プロバイダーLatam Gatewayと新たに提携すると発表した。複数メディアが報道した。

経緯として、バイナンスはこれまで決済企業Capitualと提携して、ブラジル中央銀行開発の即時決済システム「ピックス(Pix)」を入出金に用いていたが、今後はパートナー企業をLatam Gatewayに切り替える格好だ

バイナンスは、コインポストの提携メディアThe Blockに対して、「Capitualは先週からサービスを提供していなかった」と述べた。

また、「Latam Gatewayとの統合プロセスはまもなく完了する予定であり、ピックスの取引が再び正常に稼働するようになればユーザーに報告する」としている。具体的な日付は明かしていない。

当局認可の証券会社買収を模索

バイナンスは3月、ブラジルの証券会社Sim;paul Investimentos(シンポール・インベストメントス)の買収を模索する覚書を調印したことを発表している。この取り組みにも関連して、Latam Gatewayのサービスを利用開始するという。

シンポールは、ブラジル中銀とブラジル証券取引委員会(CVM)の認可を受けたブラジルの証券会社である。

バイナンスによると、この買収は、ブラジルで仮想通貨とブロックチェーンのエコシステムをさらに発展させることを目的としているという。バイナンスのChangpeng Zhao(CZ)CEOは、次のようにコメントした。

ブラジルのような急速に発展する市場で、仮想通貨は人々の生活を変革し、便利にすることができる。バイナンスは地元当局と完全に協力しながら、ブラジルのコミュニティとエコシステムの発展に貢献していけると考えている。

バイナンスは2020年7月に、ブラジル証券取引委員会より、未登録の事業者であると警告されており、2021年にはブラジルのウェブサイトでの先物取引を停止していた。当局の認可を受けた取引所の買収には、こうした状況を改善する狙いもありそうだ。

ブラジル証券取引委員会(CVM)とは

ブラジルの規制当局。政策の構築や規制により、公正な金融サービス業界を維持することを役割とする。

▶️仮想通貨用語集

ピックスによる入出金を一時停止

地元メディアPortal do Criptoなどの報道によると、バイナンスは17日に、ブラジル・レアルでのピックス入出金の提供を停止していた。また、このことはブラジル中央銀行の新しい政策に関係があった可能性がある。バイナンスは、本件と関連するユーザーに次のようなメッセージを送っている。

ブラジル中央銀行の新たな政策により、ピックスなどを経由したブラジル・レアル入出金経路が不安定な状態となっています。この方法での入出金は停止されていますが、他の方法での入出金は可能ですのでご安心ください。

ブラジル中央銀行は、ピックス決済のプロバイダーに、16日までに、新たな顧客確認(KYC)要件を採用するよう求めていた。

ただ、地元メディアによると、これまでのパートナー企業Capitualは「提携関係にある国際的な取引所へのサービスは正常に動いており、当社がバイナンスへのサービス提供を中断したという情報は正しくない」 と述べている。

Capitualによると、同プラットフォームはKYC関連の修正を実施済で、他のパートナー取引所KuCoinやHuobiは、この修正をシステムに適応させたという。一方で、バイナンスがこれを行ったかはまだ未確認としている。

Capitualのコメントを考慮すると、バイナンスが自らCapitualのサービスを利用停止したタイミングと、政策変更のタイミングが重なった可能性もある。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧