はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン22000ドル付近で一服、CMCの仮想通貨数2万種超に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

24日のニューヨーク株式市場では、ダウが前日比823ドル(2.6%)高、ナスダックが前日比375ドル(3.3%)高と大きく反発した。

金融引き締め、及び利上げペースを早めるFRB(米連邦準備制度)動向として警戒された米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、ヘッジ解消などで反動高を招いたとの見方が有力とみられる。

一方、週明け27日の暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインは前日比1.0%安の285万円(21,144ドル)と反落。

BTC/USD日足

21日の戻り高値が意識され利益確定売り優勢となった。アルトコイン市場でも前週末にかけて一時強まっていた騰勢に陰りがみられる。

データ分析企業CryptoQuantに投稿したmaartunn氏によれば、クジラ(大口投資家)及び米機関投資家からの売り圧力はここのところ減少している。同氏は、米最大手取引所コインベースとバイナンスの価格乖離を示す”プレミアム”値が、米国勢のセンチメントを示唆すると指摘した。

今月中旬の暴落局面では、株式市場の暴落やCelsius Network(セルシウス)や大手ヘッジファンドThree Arrows Capital(3AC)の破綻危機などの悪材料が頻出し、大規模な売りの連鎖を招いた。

プレミアムギャップ指標によると、この際に最大-131ドルまでマイナス乖離が進んだが、25日時点で-5ドルまで解消されている。

出典:maartunn(CryptoQuant)

ブロックチェーン分析プラットフォームのSantimentのデータによれば、イーサリアム(ETH)は底値から30%以上上昇して1200ドル台を回復したが、利益・損失比のオンチェーンデータは過去5週間で最大まで伸びていると指摘。

クジラ(大口投資家)のアクティビティが休眠状態にある一方、個人投資家の利益確定が進んでいるとした。

また、今年に入ってから厳しい市況が続く中、仮想通貨(トークン)の種類は増え続けている。CoinMarketCapの6月26日時点で20,000種類を超えた。

CoinMarketCap

Finboldのデータによれば、2022年以降3,765種類の仮想通貨(トークン)が新たに誕生したが、依然としてビットコイン(BTC)の需要は群を抜いており、市場占有率を示すドミナンスは42%を占めている。

アルト市場

ザ・サンドボックス(SAND)が前週比38.1%高、ディセントラランド(MANA)が前週比23%高と上昇した。

メタバース(仮想空間)の標準化団体である「Metaverse Standards Forum(メタバース・スタンダード・フォーラム)」の設立とメンバーシップ発表を背景に思惑買いが集まった。

同フォーラムには、メタ(旧フェイスブック)、マイクロソフト、アドビ、エピックゲームズ、アリババ、ソニーなど大手企業や、World Wide Web Consortiumなど主要団体が計37参画する。

これまで新規参入の障壁となっていた、オープンかつ包括的なメタバースの相互運用性を調整し、データ通信などでグローバルの標準化規格を定めた上、メタバース関連の開発を促進することが目的にある。異なるプラットフォーム、及びゲームエンジンでも相互運用性を高めることで同じデジタルアイテムを利用することが出来るようになる可能性がある。

ザ・サンドボックス(SAND)やディセントラランド(MANA)などのメタバース関連銘柄は昨年10月、米最大手企業のフェイスブックがメタバース事業に注力するとして「Meta」に社名変更したことをきっかけに物色が始まり、しばらく高騰した経緯があった。

関連:フェイスブックが「Meta」に改名、メタバース事業でNFT領域に参入か

同ゲームのバーチャル土地であるLANDは今年3月、メガバンクの英HSBCと提携の上に購入されたことも反響を呼んだ。スポーツやゲーム分野での活用を目指して開発を行う。

関連:英HSBC、「ザ・サンドボックス」参入へ

関連:「The Sandbox(SAND)」とは|主な特徴と将来性を解説

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/18 木曜日
16:50
「社会のジレンマを突破する」日本初のステーブルコイン発行ライセンス取得、JPYC岡部典孝氏が語る|独占インタビュー
JPYC株式会社が日本初の日本円建てステーブルコイン発行ライセンスを金融庁から取得。代表の岡部典孝氏が語る100万円制限の実態、3年後10兆円の発行目標、プログラマブルマネーがもたらす金融革命とは。
13:40
ウォーレン米議員ら、トランプ政権の仮想通貨特命官に対する倫理調査を開始
エリザベス・ウォーレン米上院議員ら8名の民主党議員が、トランプ政権のAI・仮想通貨特別顧問デービッド・サックス氏の特別政府職員としての任期制限超過疑惑について倫理調査を開始した。130日の上限を超過している可能性を指摘し、詳細な勤務日数報告を要求している。
13:35
米SECが承認、BTCやXRP投資のマルチ仮想通貨投資信託のETF転換
米SECがグレースケールのマルチ仮想通貨ETPを承認し、ビットコインやイーサリアムなど5銘柄への一般投資家アクセス投資が可能になった。新たな包括的上場基準も同時に導入されている。
13:02
ポリマーケットでの裁定取引で年間60億円の利益発生か 研究者ら分析
分散型予測市場ポリマーケットでミスプライシングを利用した裁定取引により年間60億円の利益が発生しているとの論文が発表された。研究者による分析を解説する。
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧