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消費者指数悪化を受け米国株安、ビットコインなど仮想通貨市場も連れ安に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

28日の米株式市場では、ダウが前営業日比491ドル(1.6%)安、ナスダックが343ドル(2.9%)安と大引けにかけて大幅反落。日経平均株価が前日比307円(1.1%)安となった。

同日発表された消費者指数を受け米国のリセッション(景気後退)リスクへの懸念が再び強まったことがある。

「米CB消費者信頼感」の指数が市場の想定を下振れ1年4ヶ月ぶりの低さになったことでインフレ高進による景況感の悪化が嫌気された。米消費者信頼感指数は、5000世帯の消費者を対象に景気や雇用情勢について調査したデータ。

これを受け、暗号資産(仮想通貨)市場も連れ安に。ビッコインが前日比0.96%安の276万円(20,319ドル)となったほか、イーサリアム(ETH)が前日比1.22%安となり、直近で反発していた主要アルトも軒並み弱含んで推移した。

Messari

直近安値1BTC=17,600ドルまでの下落は、過去最高値69,000ドルから-73%のドローダウンを引き起こしたが、依然としてインフレ指数は高止まりし、FRB(米連邦準備制度)の金融引き締め姿勢が継続していることから、明確にトレンド転換するまでさらなるダウンサイドリスクを警戒せざるを得ない状況にある。

Arcane Research

前回の仮想通貨バブル相場では、17年12月に19,700ドルで天井を迎えた後、翌年以降は悪材料が相次ぎ長期的な下落トレンドに。約1年後の18年12月に3,120ドルまで下落後、底を形成して反転に向かった。

その後19年6月には13,880ドルまで上昇するも、20年3月に発生したコロナ・ショックでは金融市場のリスク資産全般が投げ売られ、1BTC=3,850ドル台まで暴落する場面もあった。

そのような状況を見越して、前回のバブル崩壊時の最大ドローダウン-84%(1BTC=約10,000ドル)水準を最悪のシナリオとして見込むアナリストも少なくない。

BTC/USD週足

オンデータ分析企業CryptoQuantに投稿したcrypto sunmoon氏は、米コインベースの資金移動(インフロー)の変化を指摘した。これまで6ヶ月以上移動していなかった中・長期保有者のビットコインが大量送金されているという。

CryptoQuant

コインベースのインフロー増加は、機関投資家の売り圧力増加を示唆する。資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、先週分の機関投資家の資金フローは、過去最大の4.2億ドルの流出超過となった。

関連:機関投資家の資金フローは過去最大4.2億ドルの週間流出に

coinsharesデータ

ヘッジファンドの空売り

米ウォールストリートジャーナルのレポートによれば、Genesis Global Tradingを通じて、多くのヘッジファンドがテザー(USDT)のショートで同調している可能性がある。

暗号資産(仮想通貨)市場では、今年5月に当時第4位のステーブルコイン「UST(TerraUSD)」ディペッグ騒動を発端に時価総額上位のテラ(LUNA)が暴落。

融資企業Celsius Network(セルシウス)や大手ベンチャーキャピタル(VC)Three Arrows Capital(3AC)が財政破綻危機に陥るなど、負の連鎖が発生しており、これを助長しパニック売りを誘引する動きとの見方がある。

これに対し、米テザー社のPaolo Ardoino最高技術責任者は27日、ヘッジファンドによる数億ドル規模の売り仕掛けをを事実だと認めた上、彼らが疑念を持っているとされるテザーの裏付け資産について、これまで以上に強固なポートフォリオを持つことに努め、ドルの償還も滞りなく実行出来ていると述べた。

関連:ヘッジファンドがUSDT空売り、テザー社は償還可能性を強調

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