はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨融資のBabel Finance、財務再編へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Babel Financeの財務リストラ

顧客資金の出金停止が続く香港発の暗号資産(仮想通貨)融資プラットフォームのBabel Financeについて、財務リストラやM&Aを手掛ける大手投資銀行Houlihan Lokey(フーリハン・ローキー)との契約締結が進行しているようだ。複数の情報源に基づいてCoinDeskが報じた。

「債務整理や債務買取り、あるいは債務超過やデフォルトを宣言するといった、今数週間のうちに何らかの結果を出す次のメジャーな1社になるだろう」と情報提供者は語っている。

Babelと同様に顧客資金の出金を停止している仮想通貨融資企業Celsius Network(セルシウスネットワーク)は、財務再編などの解決策について助言を受けるために大手金融シティグループからアドバイザーを雇用。その後、Celsiusの弁護士が同社に対し、米連邦破産法11条(チャプターイレブン)に基づいた破産手続きを推奨していることが分かっている。

関連:仮想通貨融資企業セルシウス、弁護士が破産手続きを推奨か=The Block

Babel Financeは17日、一部の業界大手が相次いでデフォルト(債務不履行)状態に陥ることを背景に、「流動性プレッシャーに直面している」として顧客資金の出金対応を停止することを実施。今もその状態は続いている。

20日にBabelは、主要取引先と「一部の債務の返済期間について予備的合意に達した」として、会社の短期的流動性の圧力が緩和されたと説明した。

2018年に設立されたBabelFinanceは、世界中の機関や適格投資家にビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ステーブルコインの賃借、資産管理、プライムファイナンスを提供している。

21年5月にBabelはシリーズBラウンドで2,600億円(20億ドル)の評価額で約100億円(8,000万ドル)を調達。21年2月時点で500以上の機関投資家にサービスを提供、21年末時点に仮想通貨の融資総額は3,900億円(30億ドル)に達した。

Babel Financeは最近、グローバル・パートナーシップ責任者であるYulong Liu氏が離職。ビジネス特化ソーシャルメディアLinkedInからは、パートナーシップと広報チームの数人が離脱したことが確認されている。

ヘッジファンドや融資企業の債務問題が連日取沙汰されている。BlockFi、Genesis、Celsiusといった業界最大手の融資会社から巨額資金を借り入れてきたと伝えられるThree Arrows Capitalは1日、正式に米国で破産申請を出した。

関連:仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows、米国で破産申請

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
06:15
JPモルガン、高リスクのビットコインETF連動仕組債を提案
JPモルガンがブラックロックのビットコインETFに連動する仕組債を提案した。1年後に16%の固定リターンを保証し、2028年には投資額の1.5倍を上限なく受け取れる設計だが、30%超の下落時は損失を全額負担する高リスク商品となる。
05:50
JPモルガンが仮想通貨業界関係者の口座を相次ぎ閉鎖、シェイプシフトも対象に=報道
JPモルガンがシェイプシフトとストライクの関係者の銀行口座を警告なしに閉鎖した。トランプ大統領の禁止令にもかかわらず、仮想通貨業界へのディバンキングが続いているとの懸念が高まる。
05:25
テキサス州、米国初のビットコイン購入州に 7.8億円相当分のブラックロックETFで
テキサス州が20日に500万ドル相当の仮想通貨ビットコインを購入し、米国で初めてビットコインを購入した州となった。1000万ドルが配分されたが残り500万ドル分は今後実施される見込みだ。
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
17:34
ソラナとXRPのETFが好調 資金フローの明暗が鮮明に
ビットコイン・イーサリアムETFが週次で大幅流出する一方、ソラナとXRPの現物ETFは資金流入を維持。20日連続流入のSOLや週次トップのXRPなど、資金フローの明暗を比較する。
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレースケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレースケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧